G大阪が川崎Fとの打ち合いを4―3で制し3連勝 リーグ直近8戦で7勝1分けの快進撃
◇明治安田生命J1リーグ第22節 G大阪4―3川崎F(2023年8月6日 等々力)
G大阪の勢いが止まらない。川崎Fとの激しい打ち合いを4―3で制し、3連勝で12位に順位をまた一つ上げた。これで中断期間を挟み、リーグ戦直近8試合で7勝1分け。シーズン序盤の低迷を忘れさせる快進撃を見せている。
2点リードを追いつかれて迎えた後半アディショナルタイムも終わりかけの6分、左CKにMFダワンがヘディングで合わせ決勝点を奪った。「日々のトレーニングでしてきたことがあの場面で形になった。ゴールがチームの勝利につながり、ガンバのサポートになったことがうれしい」。苦しみの末に今季初勝利を挙げた4月のホーム戦に続きまたも川崎Fから決勝点を奪ったダワンは、敵地で声援を送り続けたサポーターの元に駆け寄り喜びを分かち合った。
前半13分にMF石毛秀樹が先制ゴール。追いつかれた直後の同30分にはFWイッサム・ジェバリがPKを決めて勝ち越し、同41分には相手のバックパスを拾ったMFファン・アラーノが落ち着いて流し込んで突き放した。
だが後半は12本のシュートを浴びるなど防戦一方で、2失点を喫し同点に。それでもイレブンは気落ちを見せることなく、最後まで走り抜いた。ポヤトス監督は「最後の最後で自分たちに運が転がってきた。シーズン当初は逆に自分たちのミスで勝ち点を落としていたが、きょうは最後まで頑張ってくれた」とイレブンを称えていた。