充実のJ1福岡・井手口陽介「声をかけていただいているうちが花」 先発復帰後、チームは6勝2敗
J1アビスパ福岡は2日、天皇杯4回戦の栃木戦に臨む。井手口陽介(26)は2カ月で最大12試合の公式戦が組まれる夏の戦いに向けて「きつい試合になると思いますけど、今みたいに全員で守って、全員で攻撃して一人一人が100%の力でハードワークできれば」と覚悟を口にした。
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元日本代表ボランチは今季開幕直前にセルティック(スコットランド)から期限付きで加入した。移籍後初先発となったJ1第3節・柏戦で右足骨折のけがを負ったが、6月3日の同16節・G大阪戦で途中出場して復帰。同7日の天皇杯2回戦・今治戦で先発すると、以来6週間8試合の公式戦の先発フル出場を続け、その8試合で6勝2敗の好成績を上げた。
長谷部監督は「無駄がない。運動量は多いですけど、ミスは最小限。必要なところですっと動ける」と絶大な信頼を寄せる。
本人も「練習から(長谷部監督の期待に)応えていくだけだと思いますし、声をかけていただいているうちが花だと思うので結果を出して応えられるように」というコメントに充実感が満ちあふれている。
「(練習でも長谷部監督から)常に要求をされる。(監督が)一人一人としっかりコミュニケーションを取っているので選手からしたらうれしいですし、見てくれている感じがする。頑張っていたら使ってもらえるし、やりがいのある監督だと思います」
「ボランチの選手だから他の選手よりも(1試合の総走行距離が)1キロぐらい違うんですけど、それでも疲れていない。走っていることが普通でずっと動ける」と長谷部監督が明かす無尽蔵のスタミナ。シーズン終了まで残り約4カ月。ノンストップで走り続ける。(向吉三郎)



