10年南アフリカW杯、日本代表市場価値ランキング1位。まさに司令塔! キャリア最高の時だったキックの名手

2010年南アフリカワールドカップで日本代表は初めて自国開催以外の大会で決勝トーナメントに進んだ。前評判は悪かったが、大舞台で結果を残した。日本代表のスターはどれくらいの価値を持っていたのか。2010年当時の市場価値トップ10の1位を紹介する。(移籍金は『transfermarkt』参照。金額が並んだ場合はサイト準拠。)

1位:遠藤保仁(背番号7)

生年月日:1980年1月28日

日本代表成績:152試合15得点28アシスト

南フリカワールドカップ成績:4試合1得点0アシスト

市場価値:650万ユーロ(約9億1000万円)

所属クラブ:ガンバ大阪

日本サッカー界史上トップレベルのプレーメーカーである遠藤保仁が、キャリアのピークで迎えたのが2010年の南アフリカワールドカップだった。当時の市場価値650万ユーロ(約9億1000万円)は、遠藤の長いキャリアでも一番高かったタイミングだ。

2002年に代表デビューを果たした遠藤は、2006年ドイツワールドカップでメンバーに入ったが、出番はなかった。そして30歳で迎えた2010年大会で主力として活躍している。

初戦のカメルーン代表戦は本田圭佑のゴールが決勝点となったが、そのクロスを上げた松井大輔に鋭いパスを通したのが遠藤だった。グループステージ最終戦のデンマーク代表戦では、ゴールほぼ正面からの直接FKを決めており、ベスト16入りの立役者となっている。

遠藤はボールを扱っているときだけプレーをコントロールしているわけではなかった。デンマーク代表との試合で日本代表は4-2-3-1のシステムでスタートをして相手に押し込まれる時間が続いていた。その際、前半開始数分で遠藤が岡田武史監督にシステムの変更を進言したというエピソードが残っている。負ければグループステージ敗退だった日本代表。遠藤の進言がなかったら、成功の大会と言えなくなっていたかもしれない。

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