「Jリーグ→海外」最高額は? 日本人移籍金ランキング4位。不信感…。不動のレギュラーから出番なしに転落
今夏は伊藤涼太郎や町野修斗らがJリーグから完全移籍で海外のクラブに加入している。これまでに海外移籍した選手たちはどれほどの金額を古巣にもたらしたのか。Jリーグから海外クラブへ渡った選手の移籍金ランキングトップ10を順位ごとに紹介する。(移籍金・移籍日は『transfermarkt』参照)
4位:昌子源(しょうじ・げん)
生年月日:1992年12月11日
移籍先:鹿島アントラーズ→トゥールーズ(フランス)
移籍日:2019年1月1日 移籍金:300万ユーロ(約4.2億円)
昌子源はJリーグから海外へ移籍した選手の中で最高額のCBだ。ただ、わずか1年でその挑戦は幕を閉じている。
昌子は2018年末に鹿島アントラーズからトゥールーズへ移籍することが発表された。シーズン途中での加入だったにもかかわらず、1月19日のリーグアンデビューから最終節までフル出場を続け、見事なスタートを切っている。
だが、さらなる飛躍が期待された2シーズン目はわずか1試合の出場となり、シーズン途中の2020年2月にガンバ大阪への移籍が決定。Jリーグ復帰となった。
フランス2シーズン目の昌子は、プレシーズンマッチの負傷で出遅れた。ただ、問題はそれだけではなかったようで、のちにトゥールーズのケア体制が自身に合わなかったと明かしている。本人の感覚ではかなりの重度のねんざだったものの、クラブでの治療は毎日のアイシングのみ。物理療法機器は満足にそろっておらず、不信感につながったようだ。



