G大阪FW食野亮太郎、同期・堂安律のゲキに応える今季初ゴール「丸くなったら終わり」
◆明治安田生命J1リーグ 第21節 G大阪3―1柏(16日・パナスタ)
G大阪はFW食野亮太郎の今季初ゴールなどで柏に3―1と勝利し、7戦負けなし(6勝1分け)で13位に浮上した。1―1の後半1分、右サイドで仕掛けてペナルティーエリア外から左足を振り抜いて勝ち越しゴールを奪った食野は「感触的にすごくよかった。練習からすごく(シュートが)入っていたので。それがしっかり入ってよかった」と話した。
これが今季リーグ戦初ゴール。7月8日の京都戦では観戦に訪れたユース時代からの同期で日本代表MF堂安律=フライブルク=から「丸くなったら終わりやからな。おまえのプレースタイル。あいつ最近全然シュート打たへん、って聞いたぞ」とゲキを飛ばされた。その言葉に奮起し、この日は思い切り左足を振り抜き、ネットを揺らした。
復調の要因を、食野は「律に言われたことがすべてじゃないですか。自分のプレースタイルは足を振る(シュートを打つ)ことなんで。丸くなったら終わり。自分でも思い返していたし、それをもう一回、律が言ってくれたのでよかった」と振り返った。自身のプレースタイルを再確認した24歳のアタッカーが、貴重な決勝点でチームを7戦負けなしに導いた。