【G大阪】MF山本悠樹「左腕が重いから」主将マークを巻く重責が最近5勝1分けの原動力に
ガンバ大阪の快進撃を担うMF山本悠樹(25)が、その原動力を「左腕」だと明かした。13日、大阪・吹田市内での公開練習後、取材に応じた。
開幕から低迷が続き、一時は最下位に沈んだ。だが5月28日の新潟戦から4連勝と1分けをはさみ、再び白星。この6試合は、5勝1分けで13位にまで浮上してきた。
その新潟戦から、インサイドハーフやアンカーで先発を続けているのが山本。一時は故障で離脱したが、ようやくコンディションが上がってきた。視野の広さを武器に、多彩なパスワークで攻撃を操り、ここまで12試合に出場。最近は1試合の総走行距離が約11キロで、チームの1、2位を争う。
関学大から入団4年目の25歳は「たまたま、結果がついてきただけ」と謙遜しつつ「ずっと継続して、ちゃんと走る、まじめにやるというところ。そういうのを求められる選手なので、しっかりやろうと思っている。走ることがチームにいい影響を与えているのなら、続けていくのみ。きついですよ、まじで」と、ハードワークを貫く姿勢を強調した。
さらに、その原動力について「左手(腕)が重たいです」とし、最近は主将マークを巻く機会が多くなったことに言及。
本来はFW宇佐美貴史(31)が主将で、山本は副主将。ただ、宇佐美が先発を外れた場合、山本が主将マークを巻く。
「(試合で)うまくいかない時こそ、アクションできるようにっていうのは、日々試合では心がけている」と、自らの左腕を見つめながら説明した。
山本は「(順位表は)まったく見ない。最下位の時は最下位、最下位と(周囲に)言われすぎて、その時もどこが(順位で)上とか、みんなに聞いていた。勝ちゃいいと。あの状態(最下位)から抜けだしたのは大きいと思うが、あまり順位を気にせず、1試合1試合、勝っていくことが大事」と、冷静に後半戦を見据えていた。
G大阪はホーム4連勝を目指し、次節16日は柏と対戦する。