「負けてる状態が好き。このまま死んでっていい」本田圭佑が“負けの大切さ”を熱弁!「勝ち続けてるやつは否定的」

「大人になってからいきなり競争の世界に放り出されることが、逆に残酷」

本田圭佑が7月3日、ABEMAの『本田圭佑のアベマプライム』に出演。「負けの大切さ」を熱弁した。

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ワールドカップで3大会連続ゴールとアシストを記録するなど、偉大な記録を持つ本田。だが、ここまでの道のりは決して平坦ではなく、ガンバ大阪ジュニアユースに所属していた中学時代から大きな挫折を味わっていた。

「中学校の時は僕より上手い子がいっぱいいて、祖父母にも『諦めなさい。中学校でお前よりこんなに上手い子がいて、お前は十分挫折をしている』と。でも僕は夢を持って上を向いていたので、認められずに、なんとか父親に志願して当時強かった石川県の星稜高校に行かしてもらいました」

挫折を乗り越える不屈の闘志を持つ本田は、「ちゃんと勝ち負けの酸いも甘いも理解させて、むしろ幼少の時は負けてたほうがいい」と断言する。

「幼少の頃から上を目ざす環境がないと。努力とか目標を持って、自分のルーティンを作るとか。大人になってからいきなり、資本主義とか、競争の世界に放り出されることが、逆に残酷だなと思っているので。

競争を進めたいんですけど、勝ち続けてるやつは否定的です。もっと負けたほうがいい。負けて負けて負けることに、僕はそこに情熱がどんどん…次は負けたくないと思うことが、今の人生の力、エネルギーになってるので」

ヒートアップしてきた37歳は、「僕は負けてる状態が好き」とも言う。 「僕は負けまくってるんで。でもそれなりに生きていけてるじゃないですか。もう常に負けてるんで、悔しいんで、もっとやらななって、すげえなとかって。1個横のスポーツを見たら、大谷(翔平)さんすげえなって嫉妬してるわけですよ。

だからこれ、この状態が好きなんですよ。なんだったらこの状態のまんまずっと、たぶん死んでっていいと思ってるんで。勝ちたいですよ。でも、なかなか1番になるって(難しい)。1番になった経験がないんで、そういう風な、むしろコンプレックスが強い」

本田は度を越えた負けず嫌いゆえに、ここから這い上がるしかない「負け」の状態を好む、極限状態まで達しているようだ。

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