復調G大阪の連勝は4でストップ…横浜FCとの下位対決でスコアレスドロー
[7.1 J1第19節 横浜FC 0-0 G大阪 ニッパツ]
J1リーグは1日、第19節を各地で行い、横浜FCとガンバ大阪は0-0で引き分けた。横浜FCは5試合勝ちなし(2分3敗)で17位のまま。G大阪は連勝が4でストップし、15位にとどまった。
粘り強く勝ち点を重ねてきた昇格組の横浜FCと、4連勝で上昇の兆しを見せるG大阪による下位対決。先発11人を継続起用した横浜FCはオランダ・NECナイメヘンに移籍手続き中のFW小川航基が引き続きベンチから外れ、スタンドで戦況を見守った。対するG大阪は前節の鹿島戦(○2-1)から2人を入れ替え、代表活動明けのFWイッサム・ジェバリとMFネタ・ラヴィが揃って復帰した。
試合は前半2分、横浜FCに最初のチャンス。FW山下諒也のスルーパスにFWマルセロ・ヒアンが抜け出したが、シュートはGK東口順昭にキャッチされた。さらに横浜FCは同10分、MFユーリ・ララの浮き玉パスにヒアンが抜け出し、内側をDF林幸多郎が走ると、ペナルティエリア内でDF半田陸と交錯して転倒。だが、ファウルを告げる笛はなく、決定機をまたしても活かせなかった。
G大阪は前半15分、右CKのサインプレーでキッカーのMF山本悠樹がマイナス方向にグラウンダーで蹴り、うまくマンマークを剥がしたジェバリが右足ダイレクトで合わせるも、GKスベンド・ブローダーセンがスーパーセーブ。直後にもセットプレーの流れからDF三浦弦太がヘディングで狙ったが、これもブローダーセンにキャッチされた。
後半も拮抗した展開が続く中、横浜FCは8分、MF山根永遠の長いクロスを林がファーサイドで折り返し、ヒアンが振り向きざまに狙ったが、これは左ポストに弾かれる。対するG大阪も同16分、左サイド起点のカウンターでクロスが半田に届き、素早いパスからダワンがクロスを狙うも、フリーで合わせたジェバリのヘッドは大きく枠を外れた。
横浜FCは後半28分、左サイドで半田を抜き去った山下のカットインシュートが枠内を襲うも、東口がスーパーセーブ。跳ね返りを受けた山根のクロスはユーリに届いたが、ヘディングシュートもクロスバーに弾かれる。終盤はシステムを3バックに変えたG大阪が勝ち越しを狙って攻め、横浜FCもサイド攻撃で脅威を与えたが、そのままタイムアップ。スコアレスドローに終わった。