湘南、大敗で12戦未勝利…2戦10失点で最下位 山口智監督「ふがいない試合。申し訳ないです」
◆明治安田生命 J1リーグ第12節 浦和 4―1湘南(28日・埼玉スタジアム)
1試合が行われ、湘南がアウェーで浦和に1―4で大敗し、12戦未勝利となった。6失点で大敗した前試合に続き、2戦10失点と守備が崩れ、最下位に低迷している。浦和はMF関根貴大(28)の2得点などで、4戦ぶりの勝利で4位に浮上した。
長いトンネルから抜け出せない。湘南が、この日も失点の連鎖を止めることができずに完敗した。24日の鳥栖戦(0●6)に続く大敗に、山口智監督(45)は「ふがいない試合をしてしまって申し訳ないです」。4月1日のG大阪戦での勝利を最後に、これで12戦未勝利。開幕戦は5―1で快勝し、7節時点では7位だったが最下位に低迷している。
今季は守備の枚数はそろっていながら、寄せの甘さから簡単にゴールを奪われる状況が繰り返され、リーグ最悪の38失点。この日もサイドからのクロスで2失点に、個人技での突破を許しての失点。DF杉岡も「あまりに安い失点が多すぎて、その失点が攻撃の焦りにつながってしまっている」と反省した。
次節は7月2日にアウェーで王者・横浜Mと戦う。「逃げることはできないですし、向き合ってやっていかないと」と指揮官。まずは課題の守備を改善し、勝機を見いだしたい。(後藤 亮太)