G大阪、J1で5クラブ目の450勝!ポヤトス監督「選手祝福したい」2年8か月ぶり4連勝!14位浮上!
G大阪はDF黒川圭介(26)の1ゴール1アシストで鹿島に2―1と勝利し、史上5クラブ目となるJ1通算450勝目を飾った。これで20年9~10月の6連勝以来、約2年8か月ぶりの4連勝。また鹿島戦も20年10月以来、公式戦9試合ぶり勝利となり、“天敵”を破って後半戦白星スタートを切った。
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苦しんだ前半戦から変貌したG大阪が、最高の後半戦スタートを切った。前半15分、左サイドバックの黒川がMF石毛とのワンツーで中央へ切り込むと、右足でゴールに流し込み先制。同34分には黒川のクロスをMFダワンがヘディングで合わせ、追加点を奪った。後半43分に1点を返されたが、終始試合を優位に進めてつかんだ快勝に、前日23日に45歳の誕生日を迎えたポヤトス監督は「本当に選手達を心から祝福したい」とほほえんだ。
3連勝をけん引したチュニジア代表FWジェバリが累積警告、イスラエル代表MFラビが代表活動によるコンディション不良で欠場し、主力2人を欠いた。5試合ぶり先発のFW宇佐美をセンターFWに置く新布陣で臨むと、サイド攻撃が機能。「チームとしてサイドから攻める狙いを持っていた。練習した形がそのまま出た」と黒川。中央が堅い特徴を持つ鹿島をサイドから切り崩し、狙い通りの2得点を挙げた。
前半戦は一時最下位に沈んだが、これで14位に浮上。クラブとして節目の450勝目に、ポヤトス監督は「私たちは厳しい状況から這い上がっている。まだ30から40%の完成度です」とチームの伸びしろを強調した。上昇気流をつかんだG大阪が、いよいよ反攻の夏を迎える。(金川 誉)