【一挙プレビュー】新監督の下で新たな道を進むFC東京か、今季最長4連勝中の名古屋か…前半戦首位の町田は先発定着のDF藤原優大に注目 | Jリーグ
6月24日から25日にかけて開催されるJリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグの9試合、J2リーグの11試合が各地で開催される。
【FOOTBALL IS OUR ENGINE】という言葉に込めた「サッカー×ヤンマー×セレッソ」の想い | セレッソ大阪
6月24日
14:00 北海道コンサドーレ札幌 vs セレッソ大阪(J1)
札幌はリーグ前半戦を終えて、J1最多の38得点を記録。直近6試合は4勝1分1敗と白星を先行させ、8位でシーズンを折り返した。ここまでMVP級の働きを見せているのがMF浅野雄也とMF金子拓郎。共に8得点を挙げ、超攻撃的なスタイルを牽引するレフティー2人に今節も注目だ。
対するC大阪は前節、FW北野颯太がJ1初得点となる決勝点を記録。首位に立っていたヴィッセル神戸を下し、6位に浮上した。MFジョルディ・クルークスが加入後初得点を奪ったことも収穫で、後半戦はFWカピシャーバを含め、両サイドを担う外国籍コンビが浮沈のカギを握りそうだ。
14:00 ブラウブリッツ秋田 vs 藤枝MYFC(J2)
2週間ぶりのリーグ戦に臨む秋田はここから5連戦がスタート。今節は準備期間を生かし、直近5試合でわずか1得点に終わっている攻撃面のパワーアップが見られるか注目だ。0-4で5試合ぶりの敗戦を喫した藤枝は、一矢を報いることができなかった悔しさを晴らしたいところ。3月の前回対戦では0-1で敗れており、ソリッドな守備を誇る秋田とのアウェイゲームで真価が問われる。
18:00 水戸ホーリーホック vs FC町田ゼルビア(J2)
水戸は2019年以来の3連勝を逃したものの、FW安藤瑞季がストライカーらしい豪快な一発で2試合連続得点。最近は途中出場が続いているが、2020年に在籍した古巣相手からもゴールを奪えるか。前半戦を勝点「46」で折り返した首位の町田は、先発に定着したDF藤原優大に注目。青森山田中・高、浦和レッズと同じ進路をたどってきた先輩のMF武田英寿(水戸)との競演も楽しみな見どころだ。
18:00 栃木SC vs レノファ山口FC(J2)
20位・栃木の前節は町田相手に先制したものの78分の失点でドロー。総失点のほぼ半数にあたる11失点を76分以降に喫するなど課題は明確だが、前回対戦で終了間際に追いつかれた山口との下位直接対決で課題を乗り越えることができるか。一方の山口は“らしさ”を存分に見せ、フアン・エスナイデル体制初勝利で19位に浮上。ハイプレスから先手を奪い、今季初の連勝達成を狙う。
18:00 大宮アルディージャ vs いわきFC(J2)
降格圏に沈む両者にとって“裏天王山”となる後半戦初戦。22位の大宮は4連敗で連続未勝利数が「13」に伸び、残留圏との勝点差も7ポイントに。苦況打開に向けては、5試合連続で先制点を許している前半の戦い方が鍵となりそうだ。新体制初戦に0-0で引き分けた21位のいわきは、前回の大宮戦で決勝ゴールをマークしたDF遠藤凌に注目。敗れれば順位が入れ替わる一戦だが、チームに再び歓喜をもたらすことができるか。
18:00 ヴァンフォーレ甲府 vs ファジアーノ岡山(J2)
1試合未消化ながら5位につける甲府はFWピーター・ウタカに注目。今季得点した試合は7戦全勝とチームの成績に直結する働きを見せており、公式戦7連戦の初戦となる今節も“神話”継続といきたい。上位相手に今季初の連敗を喫した11位・岡山は正念場の一戦。2019年から4連勝中のアウェイ甲府戦で今回も勝点3を持ち帰ることができるか。出場停止明けのFWチアゴ・アウベスに期待がかかる。
19:00 柏レイソル vs アルビレックス新潟(J1)
柏はネルシーニョ監督が第13節終了後に退任。井原正巳監督の下、以降の4試合も未勝利が続くが、直近2試合は計7得点を奪うなど、得点力不足に苦しんでいたチームの姿は一変した。まずは最下位脱出を図る今節、FW細谷真大を中心とした攻撃の火力を再び発揮することができるか。
新潟は横浜FMや川崎Fを破るなど、J1復帰初年度から印象的な戦いを披露。ただ、直近4試合は1分3敗と黒星が増えており、後半戦の初戦で良いスタートを切りたい。MF伊藤涼太郎が欧州に活躍の場を求めた今、絶対的存在だった13番の穴をいかに埋めるかがポイントだ。
19:00 FC東京 vs 名古屋グランパス(J1)
FC東京は14日、アルベル監督の退任を発表。今季途中までJ2の山形を率いたピーター・クラモフスキー新監督の下、チームは新たな道を進むこととなった。その初陣では、2019年にJ1制覇を果たした横浜FMで選手・コーチの間柄だったFW仲川輝人がキープレーヤーとなる。
一方、2位・名古屋は今季最長の4連勝中。首位との勝点差も「1」に迫っており、長谷川健太監督2年目のここまでは文句なしの戦いぶりだ。そして今節は指揮官とともに古巣対戦を迎えるFW永井謙佑に注目。移籍後初となる『味の素スタジアム』凱旋で、自身約3カ月ぶりのゴールを狙う。
19:00 湘南ベルマーレ vs サガン鳥栖(J1)
湘南は10試合勝利なし。消化が1試合少ないとはいえ、順位は最下位と同勝点の17位まで降下しただけに、後半戦初戦で流れを変えたい。注目はFW大橋祐紀。鳥栖との前回対戦では史上6人目の“開幕戦ハットトリック”を達成しており、前節復帰後初先発を飾った26歳にかかる期待は大きい。
鳥栖は前半戦を6試合負けなしで折り返し。FW岩崎悠人がサイドを切り裂き、MF長沼洋一も得点力を開花させるなど、両ワイドが好調なチームを牽引している。また、中央では無尽蔵のスタミナを誇るMF河原創が君臨。今節は開幕節で大敗を喫した相手に雪辱を果たし、勢いを加速させたい。
19:00 京都サンガF.C. vs 横浜FC(J1)
京都は前節、新潟に3-1で勝利。連敗を「6」で止め、トンネル脱出に成功した。殊勲の決勝点を奪ったのがFWパトリック。前半戦はベンチスタートも少なくなかったなかでチーム最多の7得点を記録しており、後半戦はあと「7」に迫ったJ1通算100得点達成の期待も膨らむ。
横浜FCは四方田修平監督が5月度の優秀監督賞を受賞。ここ3試合は1分2敗だが、3勝2敗と白星を先行させた先月の戦いを取り戻せるか。キーマンはMF山下諒也。18日のJリーグYBCルヴァンカップ(ルヴァン杯)でも2得点を奪うなど好調を維持しており、この試合もスピードを生かした突破から決定機を演出したい。
19:00 ガンバ大阪 vs 鹿島アントラーズ(J1)
G大阪は開幕14試合で1勝という苦境から立て直し、3連勝で前半戦を折り返し。ルヴァン杯でも勝ち上がりを決めるなど、ここに来て内容と結果がリンクし始めている。今節はFWイッサム・ジェバリが出場停止となるが、前半戦で完敗を喫した相手に雪辱を果たし、J1通算450勝を達成したい。
対する鹿島は9試合負けなし。こちらも開幕当初は苦しんだものの、5試合連続完封勝利を飾るなど、見事に復活を遂げた。堅守を支えているのがDF植田直通とDF関川郁万のCBコンビ。今節も鉄壁の守備で主導権を握り、最後は8得点・4アシストで前半戦を終えたFW鈴木優磨に仕事を託す。
19:00 サンフレッチェ広島 vs 横浜F・マリノス(J1)
広島にとって、横浜FM戦は昨季の公式戦で3勝1敗と勝ち越している好相性のカード。前半戦は上位対決で結果を残すことができなかっただけに、首位を迎える再開初戦では違った姿を見せたい。ここ最近は負傷者にも悩まされているが、優勝争いに食らいつくためには勝点3が必要だ。
一方、横浜FMは今季最長の4連勝中。前節はFW宮市亮が劇的な決勝点を奪い、前半戦の首位ターンを決めた。また、FWアンデルソン・ロペスも3試合連続の2得点と好調を維持。自身が得点した試合は昨季の第2節以降負けがなく、古巣対決となる今節も“不敗神話”を継続させたい。
19:00 モンテディオ山形 vs 東京ヴェルディ(J2)
前節の引き分けにより連勝が「5」で止まった山形だが、MFチアゴ・アウベスが6戦連発。J2記録に並ぶ7試合連続ゴールがかかる今節も得点源として注目だ。対する3位・東京Vはアウェイゲーム5連勝中。前回対戦では8連敗中だった山形に白星を献上してしまったが、今回は相手の好調を断つことができるか。指揮官が「負けに等しい勝点1」と表現した前節からの奮起に期待したい。
19:00 ジェフユナイテッド千葉 vs 大分トリニータ(J2)
千葉の前節は押し気味に試合を進めながらもスコアレスドローに終わり、4試合勝利なし。一方で改善が見られた球際のバトルやMF田口泰士の復帰は明るい材料で、上位相手の今節にその収穫面をつなげていきたい。対照的に大分は3試合連続の1点差勝利で2位をキープ。こちらはFW渡邉新太が長期離脱からピッチに帰ってきた。5連勝中と相性の良い千葉戦もモノにして、今季初の4連勝達成を狙う。
19:00 V・ファーレン長崎 vs ツエーゲン金沢(J2)
長崎の前節は危なげない試合運びで2-0の完勝。好調を維持するDF米田隼也と試合当日に20歳の誕生日を迎えるMF笠柳翼で構成する左サイドには、引き続きホームで戦う今節も期待がかかる。対する金沢も前節は決定力不足を払拭する2ゴールで6試合ぶりの勝利。早くも昨季に並ぶ7得点をマークしたFW杉浦恭平を中心に、シーズンダブルで勢いをつけたい後半戦初戦となる。
19:30 浦和レッズ vs 川崎フロンターレ(J1)
浦和は2試合連続のスコアレスドロー。ここまではJ1最少失点を誇っている一方、この後半戦で優勝を争うためには得点力の改善が求められる。キーマンはMF大久保智明。チームとして2列目の選手の得点数が伸びていないだけに、1得点にとどまった前半戦を上回る活躍に期待がかかる。
川崎Fは公式戦4連勝中。後半戦の序盤は前半戦で勝てなかった相手との対戦が続くだけに、この1カ月は今季の行方を占う重要な戦いだ。FW小林悠の負傷離脱が発表された今、注目が集まるのがFW宮代大聖。チーム最多の4得点を挙げた前半戦を経て、後半戦は一層の爆発に期待したい。
6月25日
18:00 ベガルタ仙台 vs 徳島ヴォルティス(J2)
2連敗で前半戦を終えた仙台がホームで仕切り直しを図る。ここまで先制された試合は2分7敗、逆に先にスコアを動かせば8勝3分。勝敗に直結する先取点を奪えるか注目だ。対する徳島は前節勝点1にとどまったものの、「こういうゲームができると勝利は近づく」とベニャート・ラバイン監督も手応えを口にする充実の内容。6ポイント差で前をいく仙台を撃破し、上位進出の契機としたいところだ。
19:00 アビスパ福岡 vs ヴィッセル神戸(J1)
福岡は6試合未勝利の3連敗中。J1通算100勝に王手をかけた状態から足踏みが続いており、この再開初戦で“7度目の正直”を果たせるか。キープレーヤーはFW佐藤凌我だ。前節にはPKで待望の加入後初得点を挙げており、FW山岸祐也とのコンビで相手の堅守を攻略したい。
神戸は消化が1試合少ないものの、前節の敗戦で首位陥落。次節にはMFアンドレス・イニエスタのラストマッチが控えるなか、まずは後半戦を白星でスタートさせたい。今節はジョーカー起用が続くFWジェアン・パトリッキが出場停止となるだけに、前半から畳み掛けて先制点を奪いたい。
19:00 ロアッソ熊本 vs ジュビロ磐田(J2)
前節4ゴールで圧勝した熊本だが、主力中心で臨んだ21日の天皇杯はPK戦の末に辛くも勝利。中3日で迎える今節、リーグ戦では第14節以来となるホームゲーム勝利を目指す。対する磐田は先週末のルヴァン杯で鮮やかな逆転勝利を飾り、公式戦4連勝。過密日程を強いられた一方で選手の経験値は確実に上積みされており、7連戦の初戦となる熊本戦でも良い流れを継続したい。
19:30 ザスパクサツ群馬 vs 清水エスパルス(J2)
群馬は前節DF岡本一真の同点ゴールで勝点1を獲得。連敗が未だない今季は“負けない”強さが際立っており、清水からのシーズンダブル達成に挑戦する。一方の清水は第20節の熊本戦を制し、アウェイでの連続未勝利を「4」でストップ。3失点で敗れた前回対戦からは体制も変わっており、同じ轍を踏むつもりは全くない。勝点1差でしのぎを削る両チームによる注目の一戦だ。
<24日の対戦カード>
14:00 札幌vsC大阪(J1)
14:00 秋田vs藤枝(J2)
15:00 奈良vs沼津(J3)
17:00 YS横浜vsFC大阪(J3)
18:00 水戸vs町田(J2)
18:00 栃木vs山口(J2)
18:00 大宮vsいわき(J2)
18:00 甲府vs岡山(J2)
18:00 岩手vs松本(J3)
18:00 富山vs八戸(J3)
18:00 愛媛vs相模原(J3)
18:00 今治vs讃岐(J3)
18:00 北九州vs長野(J3)
18:30 琉球vs宮崎(J3)
19:00 柏vs新潟(J1)
19:00 FC東京vs名古屋(J1)
19:00 湘南vs鳥栖(J1)
19:00 京都vs横浜FC(J1)
19:00 G大阪vs鹿島(J1)
19:00 広島vs横浜FM(J1)
19:00 山形vs東京V(J2)
19:00 千葉vs大分(J2)
19:00 長崎vs金沢(J2)
19:00 福島vs岐阜(J3)
19:00 鹿児島vs鳥取(J3)
19:30 浦和vs川崎F(J1)
<25日の対戦カード>
18:00 仙台vs徳島(J2)
19:00 福岡vs神戸(J1)
19:00 熊本vs磐田(J2)
19:30 群馬vs清水(J2)



