Ｇ大阪ＦＷ宇佐美貴史が２３日、後半戦のスタートとなる鹿島戦（２４日・パナスタ）に向けて取材に応じ「その瞬間、瞬間に求められることを全うするだけだと思っています。チームとしても個人としても加速したい」とチームの勝利に貢献する覚悟を示した。ポヤトス監督は３連勝をけん引したチュニジア代表ＦＷジェバリが出場停止の中、宇佐美の先発起用を明言しており、センターＦＷでの起用が予想される。

宇佐美は負傷などもあり、リーグ戦では５月１４日・浦和戦以来、５試合ぶりの先発に。宇佐美が先発から外れていた間、チームは３連勝。「僕が出ていなくてもチームがうまくいっているなら、それはそのまま行くべきだと思います。自分が出て、よりうまくいくならそうするべき。自分は今チームが作ってくれている流れに乗っかってっていく」と話した。

一方でポヤトス監督は「違いを見せられる選手は誰だ、と言われれば、Ｇ大阪だけでなく、日本の中でも宇佐美貴史しかいない」と語るほど、信頼を寄せている。宇佐美は「一発で局面を打開する、ひとつのプレーで相手の組織を壊すことは求められている。（ゲーム）作りやボール回しより、そこなのかな。他の選手にないところは、押し出していくことはイメージしている」と、指揮官の信頼に応えるべく、自身の持ち味を発揮することに集中。今季は４―３―３の布陣でインテリオール（インサイドハーフ）起用が続いていた宇佐美だが、新たな起用法でチームに何をもたらすことができるか注目が集まる。

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