ファン・ウィジョが語る“新生韓国代表”、そして古巣G大阪への思い

ペルー戦後に語った反省と収穫

6月16日、釜山アジアド主競技場で行われた韓国代表対ペルー代表の国際親善試合は、前半の先制点を守り切ったペルーの1―0の勝利に終わった。

カタール・ワールドカップで3大会ぶりのベスト16に導いたパウロ・ベント前監督が退任し、今年2月にユルゲン・クリンスマン監督が就任した韓国。だが、コロンビア代表に2―2で引き分け、ウルグアイ代表に1―2で敗れた3月のAマッチに続き、今回のペルー戦も白星ならず。新体制初勝利は持ち越しとなった。

そんなペルー戦の試合後、ミックスゾーンで一人の元Jリーガーに話を聞いた。かつて2017年から2019年にかけてガンバ大阪で活躍し、現在はノッティンガム・フォレストからの期限付き移籍でFCソウルに在籍するファン・ウィジョだ。筆者が日本から来たことを伝えると、少し驚いた様子ながらも快く取材に応じてくれた。

「後半、自分たちに決定機が多く訪れましたが、それを得点につなげられなかった部分が惜しかったです。すぐに次の試合もあるので、そこに向けてしっかり準備していきたいです」

この日はベンチスタートで、後半40分から途中出場していたファン・ウィジョ。敗戦に悔しい表情を見せながらも、「得点こそ決まりませんでしたが、チャンスを多く作り出すことができたのはチーム全体としてポジティブな要素だと思います」と収穫面も口にしていた。

ペルー戦前日の15日には日本代表がエルサルバドル代表に6―0で大勝し、第2次森保一監督体制の初勝利を収めた。日本は森保監督続投、韓国は新監督招へいと対照的な歩みを見せる両国だが、ファン・ウィジョは選手たちに変化への対応が求められていることを強調する。

「体制が変わった以上、選手たちもこれまでとは違った新しい姿を見せなければならないと思っています。当然、継続することで良くなる部分もあるとは思いますが、僕らは監督が変わった以上、その変化にうまくついていくことが重要だと思います」

また、クリンスマン監督の印象については、「とにかく攻撃的なプレーを望む監督です。ベント前監督が後方からボールをつなぐビルドアップサッカーを好んだ一方、クリンスマン監督はより直線的で、より攻撃的なサッカーを志向しています」と話していた。

G大阪への思いは今も変わらない

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