【ルヴァン杯】G大阪が大阪ダービーに勝ち首位突破 半田陸の決勝弾守り切る 2年ぶり8強進出
<YBCルヴァン杯:C大阪0-1G大阪>◇1次リーグ◇18日◇ヨドコウ
ガンバ大阪が公式戦通算61度目の大阪ダービーを制し、3勝1分け2敗の勝ち点10とし、E組首位で1次リーグ突破を果たした。
ベスト8進出は2年ぶり。
G大阪は前半37分、左CKからDF半田がヘディングシュートを放ち、右ポストに当たりながら先制点を挙げた。シュートはわずか2本だけで、後半は0本だった。その1点を最後まで守り切った。
直近11日のFC東京とのリーグ戦で、J1初ゴールを決めたばかりの半田は「(右サイドでの)対応が全然よくなかった。もっと距離を詰めないといけない」と、攻撃より守備の反省が真っ先に口をついた。
95年から始まった大阪ダービーは、これでG大阪の通算28勝12分け21敗。公式戦で最近7戦未勝利(2分け5敗)だったが、21年9月1日のルヴァン杯準々決勝第1戦(ヨドコウ)以来、8試合ぶりの勝利を収めた。この試合までは、13試合で1勝4分け8敗と圧倒されていた。
就任1年目のスペイン人のダニエル・ポヤトス監督(44)にとっても、C大阪から今季3度目の挑戦で初勝利を挙げた。リーグ戦は現在15位だが、3連勝中の勢いを見せた形だ。
指揮官は「今は監督として、突破した事実をかみしめて喜びたい。非常にうれしい」と話した。
敗れたC大阪は1勝2分け3敗の勝ち点5で、E組最下位のまま1次リーグ敗退が決定。21、22年は連続準優勝のC大阪は17年以来の優勝を目指したが、かなわなかった。