久保建英、所属クラブでの躍進で『成長実感』2戦2敗の”鬼門突破”に自信「いい終わり方ができたら」【サッカー日本代表】

サッカー日本代表は17日、国際親善試合のペルー代表戦(20日、大阪・パナソニックスタジアム吹田)に向け、大阪府吹田市内で約1時間、トレーニングした。前戦のエルサルバドル代表戦で1得点2アシストの活躍だったMF久保建英(22)=レアル・ソシエダード=は鬼門「パナスタ」の”悪夢”を拭い去りたい考え。「(今季)ラスト1試合、いい終わり方ができたら」と意欲を燃やした。

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体中から充実感が漂い、発する言葉は力強かった。所属クラブで今季公式戦44試合出場、9得点9アシストの大躍進を遂げた久保は「自信もある。みんなからの信頼も感じる。そういったところで余裕があるし、自分の自信になっている」と臆さず言った。

右ウイングで先発出場したエルサルバドル戦では獅子奮迅の活躍だった。ボールを持てば必ず好機を呼び込み、得意の左足でゴールを襲い続けた。2019年6月にA代表デビュー以降、期待の大きさとは裏腹にスタメンに定着できず、いつも焦燥感に駆られていた姿はもうない。「本来のポジションでプレーさせてもらえた。個人の成長、そのレベルの選手になった実感はある」と進化を感じ取っていた。

そんな久保にも、心の隅に小さな”シミ”がある。2021年9月のW杯アジア最終予選・オマーン戦(0●1)、昨年6月の国際親善試合・チュニジア戦(0●3)。久保が出場したパナスタでの代表戦は2戦2敗で、「このスタジアムはあんまり印象が良くない、代表戦は。そういうところも払拭できたらなと思う」

Jリーグ時代のパナスタでの試合をひもとけば、17年11月のJ3リーグ・G大阪U―23戦(3●4)、19年5月のG大阪戦(0△0)。自信と余裕、風格を身に付けつつある「日本の至宝」が不名誉な未勝利記録を止め、躍進のシーズンを締めくくる。

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