FC東京がミスから失点し、昨年5月以来の3連敗 青木、アダイウトンが負傷交代
◇明治安田生命J1第17節 FC東京1―3ガンバ大阪(2023年6月11日 パナスタ)
FC東京は下位に沈むG大阪に1―3の惨敗を喫した。前半25分にミスから先制を許すと、その4分後にも再びミスから失点。後半に入っても主導権を握られる展開が続き、15分にはカウンターから3失点目を許した。アディショナルタイムにMF塚川のゴールで1点を返したものの、反撃はそれまで。昨年5月以来となる3連敗を喫した。
「守備のところでミスがあって(先に)2失点してしまい、そのあとの展開も難しくしてしまった」とアルベル監督が振り返ったように、この日も守備が崩壊。3失点はこれで3試合連続となった。
前半13分にMF青木が左膝を痛めて早々に交代。後半41分には途中出場のFWアダイウトンが右膝裏を痛めてピッチを退いた。負の連鎖が止まらないまま、この一戦で前半戦を終了。順位は12位のままだったが、前半終了時点での勝ち点19は、J2に降格した10年に並ぶクラブワースト。
就任2年目のスペイン人指揮官は「この前半戦は不安定な戦いをしてしまった。ケガ人が重なってしまって、内容、結果ともに不安定な時期もありました。攻守のバランスは改善していかなければいけない。J1において、クラブの経営規模は8位ほど。その意味でも、少なくともその順位までは上がらないといけない」と冷静に分析したが、自身の去就問題に発展する可能性も出てきた。