G大阪・宇佐美、得点王諦めない 最終戦は3戦7発の「お得意様」山形 産経新聞 11月20日(金)14時55分配信

■首位に3点差 可能性懸ける

J1は22日、今季の最終戦を迎え、第2ステージ覇者とチャンピオンシップ(CS)進出チームが確定する。得点王争いは、22得点でトップに立つ大久保(川崎)が3年連続の栄誉を有力にしているが、3ゴール差で追う宇佐美(G大阪)も諦めてはいない。

現在、年間勝ち点で4位につけるG大阪。最終戦で山形に勝ち、3位のFC東京が鳥栖に負けるか引き分ければ、逆転でのCS進出が決まる。

パトリックを出場停止で欠く中、長谷川監督は「秋(倉田)はトップ下で使う。基本的には秋と貴史(宇佐美)ではまればと思っている」と語り、宇佐美を1トップで起用する方針を明らかにした。

第1ステージでは13得点を量産したものの、2列目の左が定位置となった第2ステージは6得点と失速。2年連続得点王の大久保に追い抜かれ、リードを広 げられた。それでも、指揮官は「可能性は少ないかもしれないが、得点王にもこだわりながらプレーしてほしい」と期待を込める。

宇佐美は「自分が(1トップに)入ったときはフィニッシャーとしての役割をこなしたい」と前向き。6月の試合でハットトリックを達成するなど、山形戦は公式戦3試合で7得点とすこぶる相性が良い。

「山形にはいいイメージがある。(得点王の)可能性はゼロじゃないと思うし、そこに懸けてやっていきたい」

9月26日のJ1柏戦を最後に、公式戦で7試合無得点が続く宇佐美。最前線への配置転換がゴールの呼び水となるか。

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