【一挙プレビュー】首位の神戸がホームで川崎Fと激突! J1はFC東京vs横浜FMや浦和vs鹿島、J2は甲府vs大分の上位対決など|Jリーグ&WEリーグ
6月3日から4日に開催されるJ1リーグ、J2リーグとWEリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1は9試合、J2は11試合、J3リーグは10試合、WEリーグは5試合が各地で開催される。
6月3日
13:00 いわきFC vs ロアッソ熊本(J2)
再び降格圏に順位を落としたいわきだが、3試合連続の負けなし、第5節以来の無失点を記録したことは収穫だ。DF江川慶城の復帰も明るい材料で、今節は攻撃陣の爆発に期待がかかる。熊本の前節は後半立ち上がりに喫した失点が響き、0-3で完敗。今季先制された試合では1分6敗と分が悪いなか、先にスコアを動かしたい。昨季のJ3覇者と一昨季のJ3覇者。対照的なスタイルの両者の激突だ。
13:00 マイナビ仙台レディース vs ノジマステラ神奈川相模原(WEリーグ)
前節の勝利により、4位争いで一歩前に出たマイ仙台。杜の都のクラブを長らく支えてきたDF万屋美穂、DF市瀬菜々の引退が発表されたなか、ホーム最終戦は絶対に勝利で飾りたい一戦だ。対するN相模原は前節、DF大賀理紗子の得点で終盤に追いつき連敗を「5」でストップ。好機も多く創出したことで停滞感を払拭したチームは、目標の「5位以上」へ望みをつなぐ勝点3を奪えるか。
14:00 ヴィッセル神戸 vs 川崎フロンターレ(J1)
神戸は前節、FC東京に3-2で勝利。前半の3点リードから一転、後半には1点差まで迫られたものの、最後はしっかりと試合をクローズした。ただ、前節はDF山川哲史が負傷交代を強いられ、戦線離脱が決定的。最終ラインに負傷者が相次ぐ中で、今節も首位の座をキープできるか。
川崎Fは柏レイソルに2-0と完勝。今季初先発のFW小林悠が先制点を奪うと、その後も試合を支配し続け、連敗を止めた。6月の3試合はすべて上位勢との対戦が控えており、今季の行く末を占う大一番が続く。本来の姿を取り戻した前節の戦いを再現し、今節は首位撃破を果たしたい。
14:00 モンテディオ山形 vs 清水エスパルス(J2)
15位の山形は今季初の3連勝。渡邉晋監督が「パーフェクト」と評したダメ押しの3点目も奪い、得失点差もプラスに転じた。5月4得点のFWチアゴ・アウベス、同3得点のMF横山塁には今月もフィニッシャーとして注目したい。対する清水も前節は3-0の快勝を収め、リーグ戦の連敗をストップ。6位に浮上して迎える今節は3試合勝利がないアウェイゲームだが、相手の勢いを止めて勝点3を持ち帰ることができるか。
14:00 大宮アルディージャ vs 水戸ホーリーホック(J2)
22位の大宮と20位の水戸による下位直接対決。大宮は前節の敗戦で連続未勝利が10試合に伸びた。ミスが絡み5失点を喫してしまったが、出場停止明けのDF袴田裕太郎を中心に戦う姿勢を取り戻せるか。3連敗中の水戸は成瀬竣平が加入直後に負傷、前節は長井一真が脳振盪の疑いによる交代と、SBに受難が続く。敗れれば大宮に得失点差で上回られる一戦だが、総力戦で3ポイントをもぎ取りたい。
14:00 ツエーゲン金沢 vs ザスパクサツ群馬(J2)
3連敗中の金沢はここまで6得点を挙げているMF加藤潤也がキーマン。3試合連続の無得点とチームが苦しむなか、昨季まで4シーズン在籍した古巣のゴールネットを揺らせるか注目だ。7位の群馬は課題だった立ち上がりから締まった守備を見せ、7試合ぶりの無失点で勝点1を獲得。アウェイの金沢戦は過去1分5敗と苦手にしているカードだが、今季は鬼門突破への期待が高まる。
14:00 藤枝MYFC vs 栃木SC(J2)
13位・藤枝の前節はザスパクサツ群馬とスコアレスドロー。GK上田智輝らの奮闘が光った一方、アタッキングサードでの崩しには課題が残っただけに「超攻撃的」の真価が問われる一戦だ。対する栃木は5試合ぶりの勝利で17位に浮上。試合終盤の失点をすることなく逃げ切ったことも収穫で、今季9試合で2分7敗と苦手にしているアウェイゲームにこの勢いをつなげていきたい。
14:00 レノファ山口FC vs V・ファーレン長崎(J2)
山口は前節11試合ぶりの勝利で降格圏を脱出。フアン・エスナイデル新監督は次節から指揮を取る予定だが、連勝でバトンをつなぐことができるか。3バックを継続するかどうかも焦点となりそうだ。対する長崎は5試合ぶりの白星でプレーオフ圏内をキープし、過去6戦全勝のアウェイ山口戦に臨む。2017年の対戦でハットトリックを達成したFWフアンマ・デルガドの復帰にも注目したい。
14:00 三菱重工浦和レッズレディース vs 大宮アルディージャVENTUS(WEリーグ)
初優勝に王手をかけた前節、今季2敗目を喫して足踏みとなった浦和だが、今節も引き分け以上で優勝が決まるという有利な状況は変わらない。ホーム最終戦、浦和駒場でのダービーマッチ。最高の舞台で歓喜を分かち合うことができるか注目だ。2連敗中の大宮Vは前節2得点を演出した左サイドで起点をつくりたいところ。優勝阻止のためにはエース井上綾香の活躍も必須となる。
14:00日テレ・東京ヴェルディベレーザ神奈川 vs AC長野パルセイロ・レディース(WEリーグ)
3位・東京NBは前節の引き分けで優勝の可能性が消滅。得点ランキングトップのFW植木理子を中心にプライドを示したい一戦では、SUD Ladies CupでU-19日本代表の優勝に貢献したFW氏原里穂菜ら若手にも注目だ。ラスト3試合が“3強”との連戦となっているAC長野は前節、三菱重工浦和レッズレディースの優勝決定を阻む逆転勝利。大きな成功体験を携え、今度はベレーザ撃破に挑戦する。
14:00 サンフレッチェ広島レジーナ vs ちふれASエルフェン埼玉(WEリーグ)
8試合ぶりの勝利を狙うS広島RはFW中嶋淑乃に注目。6得点をマークする決定力に加え、前節2アシストを記録するなど左サイドからの仕掛けは圧巻。今季のWEリーグを象徴する一人となっている。一方、4連敗中のEL埼玉は直近の試合で今季初先発を果たしたFW河野朱里に期待。2季連続の最下位を回避する上でS広島R戦は落とせない試合となるが、攻撃を活性化できるか。
15:00 FC東京 vs 横浜F・マリノス(J1)
FC東京のFW仲川輝人にとって、今節は特別な古巣との“再会マッチ”を迎える。2019年にチームの15年ぶりのJ1制覇に貢献し、MVPと得点王をダブル受賞。昨季もシャーレを掲げ、今季から新天地での挑戦を決断した。“恩返し”を狙う今節、青赤の顔となった韋駄天に目が離せない。
横浜FMは前節、アビスパ福岡と対戦。前半から相手を圧倒すると、FWアンデルソン・ロペスに2得点が生まれ、完勝を収めた。また、後半にはFW宮市亮が度重なるケガを乗り越え、昨年7月以来のピッチへ。大きな戦力が返ってきた王者は初の3連勝を飾り、勢いを加速させられるか。
15:00 湘南ベルマーレ vs アルビレックス新潟(J1)
湘南は前節、サンフレッチェ広島に0-1と敗戦。前半早々の退場が響き、5連敗を喫した。トンネル脱出を図る今節はGKソン・ボムクンに注目。毎試合ビッグセーブが光る一方、チームは開幕から無失点試合が一度もない。2カ月ぶりの白星に向けて、守護神には完封が求められる。
対する新潟も2連敗中。第13節には横浜F・マリノスを破ったものの、直近7試合は1勝1分5敗とJ1の壁に苦しんでいる。現状打破のキーマンはMF高木善朗。前節はCKから復帰後初アシストを記録しており、昨季J2優勝に大きく貢献した司令塔にかかる期待はさらに大きくなる。
16:00 名古屋グランパス vs セレッソ大阪(J1)
名古屋は前節、北海道コンサドーレ札幌に2-1で勝利。J1最多得点の相手を終盤の1点に抑え、盤石の白星を飾った。そして、ホームのC大阪戦は4連勝中。FWキャスパー・ユンカーも直近5試合で4得点と状態を上げており、勝点4差の首位を捕らえるためにも連勝を伸ばしたい。
C大阪は3試合連続の完封勝利で5位に浮上。この3試合はDFマテイ・ヨニッチが欠場したが、DF進藤亮佑とDF鳥海晃司の2人が絶対的CBの穴を埋めている。また、攻撃のキーマンは右SBのMF毎熊晟矢。対面のMF森下龍矢との攻防はチームの勝敗に直結するポイントとなりそうだ。
16:00 ジュビロ磐田 vs ブラウブリッツ秋田(J2)
6試合ぶりの黒星で8位に後退した磐田はFWジャーメイン良に注目。前節は同点ゴールを決めた一方、ミスが相手の決勝点につながってしまったが、悔しさを晴らす2戦連発でチームを勝利に導きたい。対する秋田は前節連敗を「2」で止めたものの、内容を考えれば勝点1では物足りない結果に。1ポイント差で前をいく磐田との今節は、再び上位へ食い込んでいくためには落とせない一戦だ。
18:00 アビスパ福岡 vs ガンバ大阪(J1)
福岡は前節、横浜F・マリノスに0-2の黒星。ここ3試合は無得点が続いており、FW山岸祐也やFW佐藤凌我ら前線のアタッカー陣は奮起したい。また、負傷離脱中のMF井手口陽介にも復帰の可能性が浮上。JY時代から在籍した特別なクラブとの対戦で、果たしてどんなプレーを見せるか。
G大阪はアルビレックス新潟に3-1で勝利。連敗を「5」で止め、今季2勝目を飾った。勝利の立役者となったのが2アシストを記録したFWイッサム・ジェバリ。ここまでは2得点にとどまっているが、その存在感は日に日に増しており、今節も背番号11を中心に相手の堅守を打開したい。
18:00 ジェフユナイテッド千葉 vs FC町田ゼルビア(J2)
ともに4連勝をかけて臨んだ前節は敗戦。千葉は7試合ぶりの、町田に至っては今季初の複数失点を喫してしまった。首位撃破を狙う千葉のキーマンはホームで5得点を挙げているFW小森飛絢。連敗を回避したい町田は、古巣の本拠地へ乗り込むDFチャン・ミンギュにエース封じを託す。完封勝利を重ねてきた両チームとあって、先制点が勝敗を大きく左右することになりそうだ。
18:30 横浜FC vs サガン鳥栖(J1)
横浜FCは前節、セレッソ大阪に0-2の敗戦。連勝が「2」でストップし、今節は新型コロナ感染が発表された四方田修平監督が不在となる。キーマンはFW小川航基。第5節以降、自身は流れからの得点がなく、チームとしてカウンター主体の戦いからエースをいかに生かすかがカギを握る。
対する鳥栖は前節、終了間際に追いつかれて勝点3を取り逃す形に。ただ、指揮官は「今季で一番良いフットボールができた」と手ごたえを口にしており、4試合負けなしという結果を前向きに捉えたい。そして、今節は2試合連続先発中で古巣対戦を迎えるMF手塚康平に注目が集まる。
19:00 柏レイソル vs 北海道コンサドーレ札幌(J1)
柏は前節、川崎フロンターレに0-2の敗戦。前半に自陣でのミスから先制点を献上すると、その後も守勢に回る苦しい展開を強いられた。同じく攻撃的なチームを迎える今節は堅守速攻から勝機を見出したいところ。また、キャリア初の古巣対戦に臨むMF高嶺朋樹にも注目が集まる。
札幌は前節の敗戦で連勝が「3」でストップ。守備を固める相手に屈する結果となったが、終盤にMF金子拓郎が返した1点を今節につなげたい。また、チームと同様に連続得点が3試合で止まったMF浅野雄也にも注目。抜群のスピードで守備を切り裂き、チームに勝点3をもたらせるか。
19:00 ファジアーノ岡山 vs 徳島ヴォルティス(J2)
岡山の前節は痛恨のミスから2失点を喫し、実に13試合ぶりの黒星。今節はDFヨルディ・バイスを出場停止で欠くなか、ダメージの残る敗戦から切り替えて臨みたい。一方の徳島は首位・FC町田ゼルビアに鮮やかな逆転勝利。こちらはMF西谷和希が出場停止となるが、柿谷曜一朗と森海渡の好調2トップを携えて連勝を狙う。前節自らの攻撃参加で試合を決定づけたMF白井永地にも注目だ。
6月4日
13:00 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース vs INAC神戸レオネッサ(WEリーグ)
一足先に今季最終戦を迎える千葉Lの注目は、W杯代表メンバー入りを狙うFW千葉玲海菜。右膝前十字靱帯損傷の大怪我から5月に復帰を果たすと、以降の5試合で3得点。MF鴨川実歩とのホットラインは対戦チームの脅威となっている。一方、2位をキープしたI神戸はリーグ最少失点の堅守を示したいところ。前回対戦で2ゴールを挙げたFW髙瀬愛実の活躍にも期待がかかる。
14:00 サンフレッチェ広島 vs 京都サンガF.C.(J1)
広島は5月31日に浦和レッズと対戦。日本代表に初選出されたMF川村拓夢が先制点を奪ったものの、その後逆転を許し、上位対決で手痛い敗戦を喫した。中3日の日程が続くだけに、今節は強度をいかに高く保つかがポイント。離脱者も増えているが、総力戦で勝点3を獲得したい。
対する京都は5連敗中。ただ、どちらに転ぶか分からない紙一重の試合が続いており、今節は先制点の行方がカギを握る。キーマンはMF川﨑颯太だ。日本代表に初招集されて迎えた前節は失点に直結するミスもあっただけに、主将としてチームを連敗ストップに導く活躍に期待したい。
14:00 東京ヴェルディ vs ベガルタ仙台(J2)
2位・東京Vの前節はGKマテウスがPKストップの活躍を見せて0-0のドロー。失点数はリーグ最少の一方、ホーム5試合ぶりの勝利に向けては得点力の向上が求められており、試合当日が誕生日のFW阪野豊史らに期待がかかる。対する仙台はMF遠藤康の復帰戦を白星で飾り、3月以来の一桁順位となる9位に浮上。東京Vとの勝点差を「3」に縮めて上位陣に割って入れるか。注目の一戦だ。
14:00 大分トリニータ vs ヴァンフォーレ甲府(J2)
5位・大分の前節は難しいピッチ状況での戦いを強いられながらも、GK西川幸之介を中心に耐えしのぎスコアレスドロー。持ち帰ってきた勝点1を5試合ぶりの勝利へつなげられるか注目だ。対する甲府は3連勝で3位に浮上。これまでチームの課題となっていた追加点も奪い、5得点のゴールラッシュを披露した。勝点1差の両チームによる上位対決。勝利の女神はどちらに微笑むのか。
17:00 浦和レッズ vs 鹿島アントラーズ(J1)
浦和は2連勝で4位に浮上。消化試合が1試合少ない状況で首位と勝点6差に迫っており、優勝争いに加わるためにも引き続き連勝を伸ばしたい。今節は古巣対戦を迎えるFW興梠慎三に注目。FWホセ・カンテも状態の良さをアピールしている中で、エースとしての矜持を示せるか。
鹿島は連勝が「5」でストップしたあと、2試合連続のドロー。ただ、前節もFW鈴木優磨が終盤に同点ゴールを奪い、粘り強く勝点を獲得した。アウェイの浦和戦では2018年以降未勝利が続くが、この上位対決は「3」が必須。鈴木、FW垣田裕暉の2トップを軸に、堅守を攻略したい。
<3日の対戦カード>
13:00 マイ仙台vsN相模原(WE)
13:00 いわきvs熊本(J2)
13:00 福島vsYS横浜(J3)
14:00 浦和vs大宮V(WE)
14:00 東京NBvsAC長野(WE)
14:00 S広島RvsEL埼玉(WE)
14:00 神戸vs川崎F(J1)
14:00 山形vs清水(J2)
14:00 大宮vs水戸(J2)
14:00 金沢vs群馬(J2)
14:00 藤枝vs栃木(J2)
14:00 山口vs長崎(J2)
14:00 松本vs相模原(J3)
14:00 北九州vs愛媛(J3)
15:00 FC東京vs横浜FM(J1)
15:00 湘南vs新潟(J1)
15:00 奈良vs鹿児島(J3)
16:00 名古屋vsC大阪(J1)
16:00 磐田vs秋田(J2)
18:00 福岡vsG大阪(J1)
18:00 千葉vs町田(J2)
18:00 岩手vs今治(J3)
18:30 横浜FCvs鳥栖(J1)
18:30 琉球vs沼津(J3)
19:00 柏vs札幌(J1)
19:00 岡山vs徳島(J2)
<4日の対戦カード>
13:00 千葉LvsI神戸(WE)
13:00 FC東京vs長野(J3)
13:00 鳥取vs岐阜(J3)
14:00 広島vs京都(J1)
14:00 東京Vvs仙台(J2)
14:00 大分vs甲府(J2)
14:00 八戸vs宮崎(J3)
14:00 富山vs讃岐(J3)
17:00 浦和vs鹿島(J1)



