G大阪、3日に堅守特徴の福岡戦 ポヤトス監督「どんな守備もすべてを覆い被すことは…」

G大阪のポヤトス監督は1日、連勝を狙う福岡戦(3日・ベススタ)に向けて取材に応じた。4月28日の新潟戦で公式戦8試合ぶりに勝利し、連敗を5でストップ。連勝を狙う次戦に向け「福岡さんは本当にスタイルが確立されており、守備がしっかりとしている。その上でセットプレーなど武器を持つ。紺野(和也)選手など、サイドにも能力のある選手がいるので、集中力を持って戦う必要がある」と話した。

新潟戦ではボール支配率で相手に大きく上回られたが、堅守が主体の福岡に対してどう戦うか。指揮官は「まず1列目(相手FWからのプレッシング)のはがし方が重要になる。優位性を保ちながら前に運んでいきたい。また相手の(守備)スライドを外すところもやっていかないといけない。そのためにはグラウンドを広く使いながら。どんな守備でも、すべてを覆い被すことは難しいので」と語った。

ここ2試合では左ウイングに34歳MF倉田秋を起用し、中央よりのポジションを取らせることで、DF黒川圭介との関係で左サイドの攻撃活性化に成功。指揮官は「(倉田は今季)怪我をしたところから始まったが、メンバー内でもリスペクトされている選手。彼はインテンシティー(強度)、中に入ることで中央での優位性、さらにゴール前に入っていく力もある。チームにいいパフォーマンスを与えてくれている」と評した。

17位・湘南との勝ち点差は1で、結果次第では最下位脱出の可能性もある福岡戦。今季ここまで堅守のチームには苦戦する傾向もあるが「いい流れにもっていくためには、2連勝、3連勝と積み重ねていかなければいけない。目の前にいるアビスパ、アウェーのスタジアムでプレーする彼らは非常に難しい相手ですが、乗り切って連勝することでチームは成長していく」と指揮官。やっとつかんだ浮上へのきっかけを、チーム全体でつかみ取ることを誓っていた。

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