【一挙プレビュー】リーグ最多得点の札幌がホームで名古屋と4連勝を懸けて激突。首位・神戸は2試合無敗のFC東京と、J2では首位・町田が徳島と激突|Jリーグ&WEリーグ
5月27日から28日に開催されるJ1リーグ、J2リーグとWEリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1は9試合、J2は11試合、WEリーグは4試合が各地で開催される。
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5月27日
13:00 北海道コンサドーレ札幌 vs 名古屋グランパス(J1)
札幌は4年ぶりの3連勝を達成。前節はMF浅野雄也がリーグ2位の8得点目を挙げ、接戦をモノにした。また、MF青木亮太やMF深井一希がルヴァン杯で復帰したことも大きな収穫。ここまではJ1最多の31得点を奪っており、堅守を武器とする上位チーム相手にも、その破壊力は通用するか。
対する名古屋は前節、サンフレッチェ広島との上位対決で2-1の勝利。前半に先制を許したものの、FWキャスパー・ユンカーの2得点で逆転に成功した。また、決勝点をアシストしたMF森下龍矢は今週、日本代表に初選出。無尽蔵のスタミナでサイドを駆ける“元気印”に今節も注目だ。
13:00 マイナビ仙台レディース vs サンフレッチェ広島レジーナ(WE)
4位争いが熾烈を極めるなか、勝点「22」で5位のマイ仙台と4ポイント差の6位・S広島Rが激突する。新体制下で3試合負けのないマイ仙台はFW松窪真心に注目。得点から5試合遠ざかる18歳は、2週間ぶりの一戦でゴールネットを揺らせるか。対するS広島Rは3週間ぶりのリーグ戦に臨む。こちらは7試合勝利がない状況だが、トレーニングで積み上げた手応えをアウェイゲームでぶつけたい。
14:00 ヴィッセル神戸 vs FC東京(J1)
神戸は25日、MFアンドレス・イニエスタの退団を発表。ラストゲームは7月1日と決まっており、世界的名手の“魔法”に残り1カ月も目が離せない。チームは前節で連勝が止まったが、得点数はリーグ2位、失点数はJ1唯一の1ケタ台と攻守にスキはなく、今節も手堅い戦いを披露したい。
FC東京は現在のトップ5には1勝2分と負けなし。前節も5試合連続で完封勝利を収めていた鹿島アントラーズの牙城を破り、貴重な勝点1を持ち帰った。負傷交代となったFW仲川輝人の状態は気がかりだが、FWディエゴ・オリヴェイラを中心とした攻撃陣が首位チームの堅守攻略に挑む。
14:00 サンフレッチェ広島 vs 湘南ベルマーレ(J1)
広島は前節、名古屋グランパスに1-2の敗戦。重要な上位対決で連敗を喫しただけに、今節は勝点3獲得が至上命令となる。その中で、今週はGK大迫敬介とMF川村拓夢の2人が日本代表に選出。特に、初招集となった川村は直近3試合で2得点と好調で、この試合でも存在をアピールしたい。
一方、湘南は7試合未勝利の4連敗中と苦しい状況。複数失点が続く中で、前節は最終ラインにテコ入れを図ったものの、特効薬とはならなかった。ただ、MF小野瀬康介やMFタリクなど、序盤戦の好調を支えた選手たちが復帰したことは好材料で、今節こそ暗いトンネルを抜け出せるか。
14:00 ヴァンフォーレ甲府 vs 大宮アルディージャ(J2)
4月以降の6勝全てを“ウノゼロ”で挙げている甲府はGK河田晃兵がキーマン。奮闘が光る守備陣の中でも存在感は特に大きく、前節は文字通り勝利の立役者となった。原崎政人新監督の初戦で勝点1を獲得した大宮は、最後に勝利したアウェイゲームが昨年9月の甲府戦。昨季から続く敵地での11試合連続未勝利、今季の9試合連続未勝利に終止符を打ち、最下位からの脱出を狙う。
14:00 V・ファーレン長崎 vs ジュビロ磐田(J2)
5位・長崎の前節はFW宮城天の退場で長い時間10人での戦いを強いられたものの、後半に追いつき価値あるドロー。今節は宮城に加えて同点弾のMFカイオ・セザールが出場停止だが、ポジティブな流れを継続して上位に踏みとどまりたい。勝点1差で追う磐田は公式戦5連戦の5戦目。24日のYBCルヴァンカップで複数の選手が復帰したことも追い風に、5月を無敗で締めくくることができるか。
14:00 大宮アルディージャVENTUS vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(WE)
4位死守に向けて負けられない大宮Vは、8得点でランキング6位につけるFW井上綾香がキープレーヤー。昨季から2分1敗と未勝利が続く千葉L戦で3ポイントを積み上げるためにはエースの活躍が欠かせない。8試合負けなしが続いていた千葉Lも前節は0-3の完敗。首位との差を突きつけられた形となったが、得意のショートカウンターからゴールを奪い、大宮Vとの勝点差「5」を縮めたい。
14:00 ノジマステラ神奈川相模原 vs アルビレックス新潟レディース(WE)
8位のN相模原と最下位・新潟Lの対戦だが、直近の足取りは対照的。ホームチームは連敗が「5」に伸び、無得点も5試合続く一方、新潟Lは5月に入って3勝1分、4試合連続のクリーンシートと猛烈な巻き返しを見せている。またMF笹井一愛(N相模原)、DF白沢百合恵(新潟L)の二人はU-19日本代表でSUD Ladies Cup優勝に貢献。チームに世界での経験値を還元すべく、リーグ戦最終盤での活躍に注目だ。
14:00 AC長野パルセイロ・レディース vs 三菱重工浦和レッズレディース(WE)
首位・浦和が女王の座へ“王手”をかけた。今節に勝利すれば2試合を残して優勝が決定。引き分け以下の場合は翌日の結果を待つ形となるが、圧倒的な強さを見せる今季を象徴するようなアウェイゲームとしたいところだ。対するAC長野は昨年9月のリーグカップで2-2、10月の開幕節で2-3と浦和に互角の戦いを披露。田代久美子監督の今季限りでの退任が発表されたなか、一矢を報いることができるか。
17:00 サガン鳥栖 vs 鹿島アントラーズ(J1)
鳥栖は前節、セットプレーから2点を奪って2-0の勝利。守っては3試合連続のクリーンシートと粘り強い戦いから勝点を重ねている。その好調を支えているのがフルタイム出場中のMF河原創。前節は売出し中のMF伊藤涼太郎を封じる働きを見せており、今節も攻守に存在感を示したい。
対する鹿島はFC東京と1-1で引き分け、連勝と連続無失点が5試合でストップ。ただ、DF植田直通とDF関川郁万を中心とした守備の安定感はJ1随一で、この試合でも堅守からリズムをつかみたい。また、前線では2トップの定位置を奪って自身初の古巣対決に臨むFW垣田裕暉に注目だ。
19:00 京都サンガF.C. vs 浦和レッズ(J1)
京都は4連敗中。ただ、敗戦の多くが1点差と接戦を演じており、この試合では「あと一歩」の壁を破りたい。キーマンはFWパトリック。4月以降はベンチスタートが多かったが、前節は先発でチーム最多の5得点目を記録。今季の4勝のうち3試合で得点を奪っているFWにボールを集めたい。
浦和は前節、アビスパ福岡と0-0の引き分け。GK西川周作が好セーブを連発し、勝点1奪取に大きく貢献した。また、24日のルヴァン杯ではFWホセ・カンテが来日初得点を奪い、DF酒井宏樹も復帰。7連戦の3試合目を今節、熾烈なメンバー争いの中で指揮官はどんな11人を選出するか。
5月28日
13:00 INAC神戸レオネッサ vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ(WE)
2位のI神戸と、2ポイント差で追う3位の東京NBが激突する“2位攻防戦”。東京NBが快勝した皇后杯決勝を含め、今季公式戦4度目の顔合わせとなった。ホーム最終戦のINACは引退を発表したGK武仲麗依を勝利で送り出したい一方、ベレーザは終盤戦の固め取りで今季の得点数を13としたFW植木理子を中心にゴールラッシュを披露。互いの意地、プライドが交錯する注目の一戦だ。
14:00 横浜F・マリノス vs アビスパ福岡(J1)
横浜FMは前節、ガンバ大阪に2-0の勝利。後半は退場者を出す苦しい展開を強いられたが、DF永戸勝也の直接FKで試合を決め、首位との差を「3」に縮めた。1996年の初対戦以来、ホームで負けたことがない相手を迎える今節は、6試合ぶりの得点を狙うFWアンデルソン・ロペスに注目だ。
対する福岡は2試合連続のスコアレスドロー。2試合ともに試合を優勢に進めながら、決定力不足を露呈した。鬼門攻略のキーマンはMF紺野和也とFWルキアンの両翼。今節は守備のタスクも求められる中で、ハイラインを敷く相手の背後を突き、最後はエースのFW山岸祐也にボールを届けたい。
14:00 アルビレックス新潟 vs ガンバ大阪(J1)
新潟は前節、セットプレーから2失点を喫し、0-2の敗戦。今節以降もしばらくはボトム10との対戦が控えており、下位脱出を懸けた重要な戦いが続く。今節の注目はMF高宇洋。昨季はJ2優勝に貢献し、今季もここまでチーム2位の出場時間を記録しており、チームの支柱として古巣戦に臨む。
G大阪は5連敗と最下位の脱出口を見つけられず。ただ、前節は初先発のDF佐藤瑶大が良い働きを見せており、今節もDF福岡将太との2CBにかかる期待は大きい。一方、前線ではFW宇佐美貴史が出場停止となる中で、佐藤と同じく初先発で奮闘したMF倉田秋のキャプテンシーに期待したい。
14:00 セレッソ大阪 vs 横浜FC(J1)
C大阪は前節、FWレオ・セアラとFW上門知樹の得点で2-0の勝利。GKキム・ジンヒョンも好セーブを連発し、攻守が噛み合った戦いで連勝を収めた。3連勝を狙う今節はDF山中亮輔に注目。ここまではチーム最多の4アシストを記録しており、前節同様に左足のクロスから得点を演出したい。
横浜FCは川崎フロンターレに初勝利を挙げ、2連勝。前節はFW小川航基をはじめ、多くの選手が欠場を強いられたものの、カウンターを主体とした戦術がハマり、大きな1勝を手にした。C大阪にも過去4戦全敗と苦杯を喫しているが、粘り強い戦いから2週連続の「初勝利」を奪えるか。
14:00 ベガルタ仙台 vs ジェフユナイテッド千葉(J2)
12位の仙台は3連勝を狙った前節、終盤に追いつかれる後味の悪いドロー。勝点1差で接近する14位・千葉とのホームゲームでは、好調のMF相良竜之介に試合を動かす一撃が求められる。対する千葉は3試合連続となる「1-0」での白星。勝ちグセがついてきていることに加え、前節はFW小森飛絢に得点が生まれたことも収穫だった。昨季仙台戦で2戦2発のMF見木友哉にも注目だ。
14:00 ブラウブリッツ秋田 vs 大分トリニータ(J2)
立て続けに喫した前半の2失点が響いて連敗した秋田だが、MF沖野将基が約1年3ヶ月ぶりにピッチへ戻ってきた。10番の帰還を待っていたホームのサポーターに今節は勝利を届けられるか注目だ。3位の大分は前節10人の相手に追いつかれたものの、第16節の大敗から立て直したことは明るい材料。首位とこれ以上離されたくないなかで迎える秋田戦は、古巣対決のMF茂平に期待がかかる。
14:00 栃木SC vs ファジアーノ岡山(J2)
2連敗、4試合勝利なしと苦しむ栃木が正念場を迎えている。低調な内容に終わった前節の試合後には時崎悠監督が危機感をあらわに。今季初の3連敗は絶対に避けたいなか、ホームで意地を見せられるか。対する岡山は課題となっていた“2点目”を取り切り今季5勝目。途中出場のFWルカオ、MFステファン・ムークの二人によって決勝点がもたらされたことも大きな収穫となるはずだ。
14:00 ザスパクサツ群馬 vs 藤枝MYFC(J2)
第12節以降はホームで勝利、アウェイで敗戦を交互に繰り返している7位の群馬。今季は連敗がまだないなかで、5勝2分1敗と好成績を残している本拠地での強さを今回も見せたいところだ。対する13位・藤枝は3得点の快勝で連敗を「4」でストップ。内容に結果が伴ったのは大きな自信となる。“らしさ”を存分に披露した攻撃陣に加え、前半のファインセーブで流れを呼び込んだGK上田智輝にも注目したい。
14:00 東京ヴェルディ vs いわきFC(J2)
3連勝を狙う2位・東京Vの注目選手はMFバスケス・バイロン。高校卒業後の2019年に当時東北1部リーグだったいわきに加入し、2021年にはJ3昇格を達成。自身の原点とも言える古巣との対戦には特別な思いを持って臨むはずだ。対するいわきは同じく2019年の東北1部時代を知るMF山下優人がキーマン。JFLの一昨季からフル出場を続ける主将は、チームを上位撃破へと導けるか。
14:00 清水エスパルス vs ツエーゲン金沢(J2)
清水の前節はFC町田ゼルビアに敗れて今季2度目の連敗。試合後に敗戦の責任を背負い、巻き返しを強く誓った秋葉忠宏監督は、勝利した24日のカップ戦を踏まえてどのようなメンバーで臨むのか。対する金沢は迫力ある攻撃を見せながらも、ここ2試合は相手の好守にも阻まれ無得点が続く。連敗で下位グループに片足を突っ込みつつあるなか、得意のショートカウンターに活路を見出したい。
14:00 徳島ヴォルティス vs FC町田ゼルビア(J2)
「盾と矛」の対決となった清水エスパルス戦をモノにした首位の町田。昇格へのターニングポイントとさえ思わせる劇的な勝利だったが、独走態勢を強めるべく今節も自分たちのスタイルで4連勝を狙う。その町田に対し、過去6連勝中と得意にしているのがホームの徳島だ。互いの体制が変わった今季も相性の良さは続くのか。連戦から一息ついたことで攻撃陣の本領発揮に期待がかかる。
14:00 ロアッソ熊本 vs モンテディオ山形(J2)
熊本はここまで9得点を挙げているFW石川大地が負傷で長期離脱。好調をけん引してきたエースの不在をチーム一丸でカバーできるか。大崎舜、土信田悠生ら出場機会が少なかったFW陣に期待がかかる。対する山形は約3ヶ月ぶりの2連勝を達成し、じわじわと順位を上げてきた。熊本とは昨季のJ1参入プレーオフ2回戦以来の顔合わせ。あの日の悔しさをアウェイの地で晴らしたい。
15:00 水戸ホーリーホック vs レノファ山口FC(J2)
勝点17の18位・水戸と、勝点15で21位に沈む山口のシックスポイントマッチ。勝点20以下の下位グループのなかで、内容と結果の両面で特に厳しい戦いを強いられているのがこの2チームだ。ともに失点数はリーグ最多の「33」を記録しており、守備の安定性を高める必要があるのは明白。最終ラインの人選とともに、両チームが今季ここまで4人を起用しているGKの選択にも注目が集まる。
17:00 川崎フロンターレ vs 柏レイソル(J1)
川崎Fは2連敗で11位に後退。前節は終始主導権を握ったが、カウンターから2失点を喫した。U-20W杯を戦っているDF高井幸大の不在も響く中、今節も速攻への対応力が問われる一戦となる。また、今節は出場停止明けのMF脇坂泰斗、MFジョアン・シミッチの2人にかかる期待も大きい。
柏は井原正巳新監督の初陣でドロー発進。ただ、首位のヴィッセル神戸を追い詰めた試合内容には多くの手ごたえが残った。前節はFW細谷真大を試合途中から右サイドに配置させるなど、早速新たな色を見せた指揮官。2017年以来未勝利が続く強敵を下し、浮上のきっかけを手にできるか。
<27日の対戦カード>
13:00 マイ仙台vsS広島R(WE)
13:00 札幌vs名古屋(J1)
13:00 YS横浜vs北九州(J3)
14:00 大宮Vvs千葉L(WE)
14:00 N相模原vs新潟L(WE)
14:00 AC長野vs浦和(WE)
14:00 神戸vsFC東京(J1)
14:00 広島vs湘南(J1)
14:00 甲府vs大宮(J2)
14:00 長崎vs磐田(J2)
14:00 FC大阪vs八戸(J3)
14:00 讃岐vs奈良(J3)
14:00 愛媛vs福島(J3)
17:00 鳥栖vs鹿島(J1)
19:00 京都vs浦和(J1)
<28日の対戦カード>
12:00 松本vs鹿児島(J3)
13:00 I神戸vs東京NB(WE)
13:00 今治vs鳥取(J3)
13:00 宮崎vs岩手(J3)
14:00 横浜FMvs福岡(J1)
14:00 新潟vsG大阪(J1)
14:00 C大阪vs横浜FC(J1)
14:00 仙台vs千葉(J2)
14:00 秋田vs大分(J2)
14:00 栃木vs岡山(J2)
14:00 群馬vs藤枝(J2)
14:00 東京Vvsいわき(J2)
14:00 清水vs金沢(J2)
14:00 徳島vs町田(J2)
14:00 熊本vs山形(J2)
14:00 相模原vs琉球(J3)
14:00 沼津vs長野(J3)
15:00 水戸vs山口(J2)
17:00 川崎Fvs柏(J1)
19:00 岐阜vs富山(J3)



