G大阪はPK止められて敗戦、決めきる力の課題露呈

京都の倍の10本のシュートを浴びせながら無得点。後半8分の鈴木のPKは止められた。G大阪は前半19分に許したPKによる失点で0-1で敗れた。24日にパナソニックスタジアム吹田で行われたYBCルヴァン・カップ1次リーグE組の第5戦。これで公式戦は9試合未勝利となり、ポヤトス監督は「非常に悔しい試合」と最近の敗戦時と同じ言葉を繰り返した。

【写真】鈴木武蔵のPKは、京都GK太田にセーブされる

最大の得点機は、佐藤がペナルティーエリア内で倒されて得た後半8分のPKの場面。ペナルティーマークに置かれたボールのそばに鈴木が立つ。宇佐美が近寄るが、鈴木がキッカーを務めることに。緩急をつけた助走から蹴ったボールは京都GK太田の脚に当たってゴール枠を外れた。

「(鈴木)武蔵も自信を持っていた。聞きに行ったら『自分で蹴る』と言ったので…」と宇佐美。鈴木は「初めて公式戦で外した。本当につらいし、ファン、サポーターに申し訳ない気持ち」と肩を落とした。

後半途中からはジェバリやファンアラーノ、ラビら主力も投入。気迫あふれるプレーも随所に出たが、なかなか得点に結びつかなかった。「僕も決めきれなかった」と責任を口にした宇佐美。指揮官は「最後のところで、正確性や集中力がもっともっと必要」と強調した。両軍にPKが与えられ、イエローカードも8枚出るなど、粗い展開となった試合で、G大阪はまたも、決めきる力が課題となった。(北川信行)

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