渦中のG大阪が公式声明「目指すサッカースタイルの構築に時間を要しております」
ガンバ大阪は20日、クラブ公式サイトで「ガンバ大阪に関わる全ての皆様へ」と題し、代表取締役社長を務める小野忠史氏の声明を発表した。
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最下位のG大阪はダニエル・ポヤトス監督の下、同日にホームで行われたJ1第14節で横浜F・マリノスと対戦。試合前にサポーター連合が“応援ボイコット”を表明した異例の一戦は、0-2の完封負けとなった。これで1998年以来、25年ぶりのリーグ戦5連敗。残留圏内17位とのポイント差は「4」に拡大した。
小野氏は声明の冒頭で「いつもガンバ大阪を応援いただいておりますファン・サポーターの皆様、パートナーの皆様、ホームタウンの皆様、そしてガンバ大阪に関わる全ての皆様のご支援・ご声援に御礼申し上げます」と述べ、現状についての説明などを行っている。
「今シーズン、常に勝ち続けるチームを創るためには一貫したスタイルが必要と考え、目指すサッカースタイルを『攻守に主導権を握る魅力的なサッカーで勝利を追求する』と掲げ、中期強化プランの元で新たなサッカースタイルの構築に取り組んでおります。一貫したスタイル構築に向けてしっかりとした土台作りに継続して取り組むべくシーズンをスタートいたしましたが、現状では結果に結びつかず、2023シーズンJ1リーグ第14節終了時点で1勝4分9敗の18位という、ここまでの結果を重く受け止めております。皆さまには多大なるご心配をおかけしておりますこと、心より深くお詫び申し上げます」
「クラブが目指すサッカースタイルの構築に向け、攻撃においてはボール保持率の向上、シュート数の増加、守備においては攻撃から守備への切り替え、相手陣内でボール奪取力の向上など、前進をしていると考えております。しかしながら、攻撃においてはクロス・スルーパス・シュート精度など、得点を奪い切る決定力に課題があり、守備においてはカウンターやセットプレー、状況判断に起因する失点が多く、目指すサッカースタイルの構築には時間を要しております」
「また、試合の中での厳しさや、最後まで走り抜くこと、目の前の試合を勝ち切るチームの姿勢に関してもご意見を頂戴しております。我々ガンバ大阪は必ずこの困難な状況を脱し、ファン・サポーターの皆様、パートナーの皆様、ホームタウンの皆様、そしてガンバ大阪に関わる全ての皆様に笑顔をお届けできるよう、どんな状況でも諦めることなく戦い、勝利を目指して取り組んでまいります」
今後への決意を示した小野氏は、最後に「引き続き、ガンバ大阪へのご支援とご声援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます」とファン・サポーターに呼びかけた。