浦和が3-1逆転勝ち! ショルツPK同点、大久保逆転弾…G大阪は泥沼4連敗

前半にG大阪ジェバリが先制弾も浦和がPKで同点、後半にも2ゴール奪取

浦和レッズガンバ大阪をホームに迎え撃った5月14日のJ1第13節は、浦和が先制を許すも3-1の逆転勝利を収めた。

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5月15日にJリーグが開幕30周年を迎えるタイミングで、このカードは1993年5月16日に両チームの開幕戦として行われたもの。当時はホームのG大阪が1-0で浦和を下して初勝利を飾っていた。それから約30年、浦和サポーターは北側のゴール裏スタンドに、Jリーグ開幕当初と現在のクラブエンブレムを並べるビジュアルサポートで記念の試合に花を添えた。

浦和はFW興梠慎三とFWブライアン・リンセンをスタメン同時起用しての2トップでこの試合に臨んだ。しかし、ダブルボランチが下がってビルドアップに加わることで中盤のつなぎ役を欠いた状態になり前進がうまくいかず、風上からのロングボールを基調に押し込むG大阪のペースになった。そして前半23分、中盤でのボール奪取から素早く攻めたG大阪はFWイッサム・ジェバリが対面するDFアレクサンダー・ショルツのタイミングをずらすシュートを放ち、これがゴールに吸い込まれての先制となった。

このまま前半終了かと思われた前半42分、ペナルティーエリア付近まで切り込んだ興梠がマイナスのラストパスを送ったところ、スライディングでコースを抑えにいったDF福岡将太は自分の身体の上を乗り越えていこうとするボールを腕でブロックする形に。当初はノーファウルだったが先立圭吾VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)からの進言でオンフィールドレビューが行われ、池内明彦レフェリーはPKに判定を変更。これをショルツが冷静に決め、アディショナルタイム2分のゴールで浦和が追い付いてハーフタイムを迎えた。

浦和のマチェイ・スコルジャ監督は後半からMF伊藤敦樹とMF大久保智明を入れ、リンセンとMF小泉佳穂を下げて普段の4-2-3-1に変更。浦和は伊藤の前後を上手くつなげるプレーもあって機能性を取り戻すと後半6分、セットプレーの2次攻撃からMF関根貴大、ショルツとつないで最後は大久保がゴールに流し込んで逆転に成功。さらに後半14分には相手のゴールキックにプレスをかけて伊藤がボールを奪うと、シュートのこぼれ球をMF安居海渡が蹴り込んで3-1に。指揮官の采配が的中する形になった。

その後はダニエル・ポヤトス監督が3枚替えを行うなど反撃の圧力を強めたG大阪がゴール前に切り込む場面も出てきたが、浦和GK西川周作の体を張ったセービングもありこのまま逃げ切り。浦和が3-1の勝利を収めて連敗を免れ、Jリーグ開幕戦から30年越しの“リベンジ”も達成した。逆に敗れたG大阪は泥沼の4連敗。リーグ6戦勝ちなしと、苦しい状況が続いている。

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