日本代表は10日、アウェイでのW杯アジア二次予選シンガポール戦に向け、現地で練習を行った。

今回のハリルジャパンは7人のFWが名を連ねている。ポジション争いも激しくなるが、宇佐美貴史は「競争に勝って行かないといけない」と意気込む。「すべて自分の力に変えて行けるようにしていければ」とライバルの増加に萎縮するのではなく、刺激と捉えている。

リーグ戦では4試合ゴールから遠ざかっている。左サイドハーフでのプレーは守備も要求され、なかなか攻撃に出られないこともある。ヤマザキナビスコ杯決勝では鹿島の猛攻に晒され、宇佐美が決定的な仕事をする機会は訪れなかった。

それでも、ヴァイッド・ハリルホジッチから大きな期待をかけられており、自身としても結果を残したいはず。

アシストなどでもチームに貢献したい姿勢を示したが、「何よりも自分自身の数字。ここ最近チームでも獲れていないですし、そこにはやっぱりこだわり続けていきたい」と、あくまで自らゴールネットを揺らすことを第一に考えている。