【G大阪】16位低迷のポヤトス監督「今は耐える時期」開幕からいまだ1勝も内容には手応え
リーグ戦1勝3分け4敗で16位に低迷するガンバ大阪のダニエル・ポヤトス監督(44)が17日、大阪・吹田市内での非公開練習後、取材に応じ「今は耐える時期」とし、試行錯誤の過程にあることを強調した。
「(今後も)やることは一切、変えない。もちろん、結果が出ていないのも分かっているし、プレーの継続性がなければ、何か変化は加えていかないといけないが、正反対でチームのプレーはうまくいっていて、ボールもつながっている。今は耐える時期。耐えながら、しっかり選手を助けていかないといけない」
自分たちでボールを保持し、スペースの使い方を共有しながら攻めるのが、今季就任したスペイン監督の目指すスタイル。
5日のルヴァン杯FC東京戦、9日のリーグ川崎F戦は、内容もともなって公式戦2連勝を飾った。だが15日のリーグ京都戦は、優位に進めながら自陣でのミスで失点し、痛恨の黒星を喫した。
今季は選手個々が決定的なミスをする場面が多く、指揮官は「結果が出ていない以上、自分が責任を感じないといけないが、チーム全員が、1人1人が、責任を自覚する必要はある」と説明した。
けがから復帰後、調子が上がらないFW宇佐美については「(課題は)試合勘、リズムだと思う。感覚が早く戻ってくれば、絶対に違った選手になる」と期待した。
今季のG大阪は開幕から8試合消化した時点では、この3年間で最も勝ち点が少ない。
宮本監督だった21年は1勝4分け3敗で勝ち点7、片野坂監督だった22年は2勝4分け2敗で同10。ポヤトス監督を迎えた今季は同6で、結果だけを見れば苦しい序盤になっている。
次節23日は0勝2分け6敗で最下位に沈む横浜FCとの下位直接対決。その前の19日にはルヴァン杯1次リーグFC東京戦もあり、選手起用もカギになる。
メンバー選考に関して、ポヤトス監督は「実際(東京戦で)誰を休ませるかはコメントを控えたいが、全体を見ながら最終決定をしたい」とし、一定数の選手を入れ替えながら、横浜FC戦に臨む決意をしている。