【G大阪】パリ五輪世代のMF山本理が19日ルヴァン杯東京戦先発へ 味スタは東京V時代ホーム
24年パリ・オリンピック(五輪)の主力に期待されるガンバ大阪のMF山本理仁(りひと、21)が、19日のルヴァン杯1次リーグ第4節、アウェーFC東京戦に先発する可能性が高くなった。
ポヤトス監督は17日、大阪・吹田市内での非公開練習後に取材に応じ、リーグ戦からの一定数の先発変更を認めた上で、「若手にチャンスを与えたい」と明言したもの。昨夏までJ2東京ヴェルディに在籍した山本理はその有力候補。古巣のホーム味の素スタジアムで移籍後、初めてプレーすることになりそうだ。
この日、山本理は「(インサイドハーフとして)どこまで飛びだしていけるか。ゴールは常に狙っている」と、G大阪での初得点に意欲を示した。
味スタについては「僕のかつてのホームで、ビジターの控室を初めて使うことになる。(陸上)トラックもあるので、広く見えて、距離感は他とは違う。そういう意味では、僕は慣れている」と意気込んだ。
東京V時代は、ユース所属の高校2年だった19年に飛び級でトップチームに昇格するなど、J2通算104試合3得点の成績を残した。G大阪では今季、公式戦7試合(先発2試合)の出場にとどまっているものの、左足から繰り出すパス能力は高い。
父から命名された理仁の名は、ドイツ語で「光」を意味する。現在、東京Vユースで背番号10をつける弟丈偉(じょい、16)は、英語の「エンジョイ」から命名されたという。
「リヒトの方がいいでしょ」と笑う山本理は「この試合が(自分にとって)分岐点になるかもしれない。しっかり準備して頑張りたい」。
G大阪のMF陣は宇佐美、ラビ、倉田、石毛、ダワン、山本悠ら豪華タレントがそろうJリーグ屈指の激戦区。一部主力に休養が与えられる今回は、若手にとっては真剣勝負の場になる。
自宅は神奈川・相模原市にあり、東京での試合は家族らも来場しやすい。2勝1分けで1次リーグE組首位に立つG大阪は、首位通過に向けて背番号6が躍動する。