京都がパト恩返し決勝弾で連敗ストップ! G大阪は再びの失点直結ミスに一発退場者で連勝逃す【明治安田J1第8節】

明治安田生命J1リーグ第8節の1試合が15日にサンガスタジアム by KYOCERAで行われ、ホームの京都サンガF.C.が2-1ガンバ大阪を下した。

【動画】パトリックの冷静ゴールが古巣を敗戦に追いやる

今季2度目の2連敗で10位の京都は前節の先発から4選手が入れ替わり、古巣戦の一美和成が同じく古巣戦のパトリックに代わって最前線に。一方、前節を今季のリーグ初勝利で飾り、公式戦2連勝中と士気高まる16位のG大阪は宇佐美貴史が引き続きベンチスタートで、福田湧矢が杉山直宏の代わって先発した。

すでにルヴァンカップで対戦済みの両雄によるJ1リーグに舞台を移しての関西勢対決。リベンジ戦でもある京都が前線からのプレスを強調して前がかるが、G大阪もようやく結果に結びつくボール保持からの崩しで対抗する。

そんなG大阪は9分にカウンターからボックス左の福田湧矢に決定機があったが、不意にすると、京都が先制。22分にボックス右の井上黎生人が右足で折り返したボールをニアサイドの豊川雄太が左足で今季初ゴールを決める。

先に失点のG大阪だが、ヘッドダウンせず、左サイドの福田湧矢が出した大きな展開から同点に。37分、ファン・アラーノの右足クロスはゴール前で弾かれるが、石毛秀樹がシーズン2得点目を右足ダイレクトのミドルで記録する。

それぞれのらしさで彩られ、1-1で折り返した試合も京都が強度高く入り、G大阪がスペースを見つけながらのビルドアップで打開を図る構図。半ばに入っても、その流れが続くと、京都がパトリック、G大阪が宇佐美貴史を送り込む。

さらにイヨハ理ヘンリーと荒木大吾、そしてパウリーニョを立て続けに投入した京都が勝負をかけるが、今季初のリーグ連勝がかかるG大阪も譲らず。残り15分となっても白熱の攻防が続くが、なかなか次のゴールが生まれない。

すると、G大阪は82分に最後の交代で鈴木武蔵と山本理仁を送り出すが、直後にバックラインで痛恨ミス。三浦弦太のボールロストをパウリーニョに拾われ、ボックス左のパトリックが左足で2戦連発の今季4ゴール目をマークした。

昨季までの戦友にミスから痛い勝ち越しゴールを許したG大阪はすかさず攻めに出るが、88分に自陣左サイドでのイーブンボールを処理しようとしたクォン・ギョンウォンが松田天馬と交錯して一発退場。踏んだり蹴ったりの展開となる。

そのG大阪は後半アディショナルタイムに黒川圭介の決定機もあったが、GK若原智哉のビッグセーブに阻まれ、今季初連勝ならず。京都は3試合ぶりの白星で連敗を止めている。

京都サンガF.C. 2-1 ガンバ大阪

【京都】

豊川雄太(前22)

パトリック(後37)

【G大阪】

石毛秀樹(前37)

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