川崎F、直近4試合中3試合が無得点の異常事態…G大阪にも敗戦で鬼木監督「(課題は)自分のマネジメントのところ」
川崎フロンターレを率いる鬼木達監督が反省を述べている。ガンバ大阪戦後のフラッシュインタビューで語った。
川崎Fは9日、明治安田生命J1リーグ第7節でG大阪と対戦。試合は立ち上がりからボールを支配こそしたもののなかなか決定機までは至らず、反対に29分に右CKから失点する。後半も早々の50分に突き放されると、60分にはカウンターを止めようとしたところでDF車屋紳太郎に2枚目の警告が提示されて退場となった。
その車屋の退場の影響を受けて直後に投入されたDF田邉秀斗も91分ごろに負傷退場となり、約8分あった後半ATは交代枠の関係で9人でのプレーを強いられることに。結局、川崎Fはネットを揺らすことができないまま0-2で敗れている。
これにより2試合ぶりに黒星を喫した川崎Fだが、直近のリーグ戦4試合中3試合で得点を奪えず。鬼木監督はG大阪戦後、問題が自身のマネジメントにあると述べている。
「入りは決して悪くない入りだったと思いますけど、そこのところでもっと圧力をかけた攻撃をしたかったです。得点が生まれればと思っています。一瞬のところ、分かっていてやられているところもありますし、そういう意味で言うと自分のマネジメントのところももっとやらないといけないです。選手は最後まで人数が少ない中で戦ってくれたので、(課題は)自分のところかなと思っています」
また、ポゼッションで上回りながらもシュートまで至らない場面が散見されることについては「思い切って打ちにいくところ、差し込んでいくところ、クロスなんかも上げられるタイミングもありますので、思い切りが必要だったと思います」とこぼしつつ、次回に向けてより攻撃的な姿勢を強化していくと語った。
「やり続けることかなと思います。あとはゴールを取らないと勝てないので、そういう意味で言うと単純ですけどもっと打つ姿勢、そのためにはトレーニングでもっと積み上げていきたいと思います」
G大阪戦でも田邊の状態が心配されるように、今季開幕から続出している負傷者についても「まだ終わったばかりなので分からないですけど、ケガというところは実際にありますし、しっかりと見ていきたいと思います」とこぼした鬼木監督。リーグタイトル奪還を目標にシーズンをスタートさせた川崎Fは、ここから調子を上げていくことができるのだろうか。