U-22日本代表はU-22ベルギーに惜敗…前半2失点から後半に佐藤恵允&鈴木唯人の2発で同点も…終盤失点で屈す

[3.27 国際親善試合 U-22日本 2-3 U-22ベルギー フランクフルト]

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パリ五輪を目指すU-22日本代表は27日、スペインのムルシアでU-22ベルギー代表と対戦し、2-3で敗戦。前半で2失点を食らったが、後半9分にMF佐藤恵允(明治大)が、同19分にMF鈴木唯人(ストラスブール)がゴールを決めて追いつく。だが、同41分に3失点目を喫した。

今年最初の活動として欧州遠征を行うU-22日本代表は、24日の親善試合初戦でU-22ドイツ代表と対戦。打ち合いの末、2-2で引き分けていた。今回の遠征最後の親善試合となる2試合目で、U-22ベルギー代表との対戦に臨んだ。

日本は初戦と同様に4-2-3-1の布陣を敷く。メンバーは7人変更。GKは小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)、4バックは左からDF加藤聖(長崎)、DF鈴木海音(磐田)、DF西尾隆矢(C大阪)、DF中村拓海(横浜FC)。ボランチ2人はMF川崎颯太(京都)とキャプテンマークを巻くMF藤田譲瑠チマ(横浜FM)。2列目は左からMF平岡大陽(湘南)、鈴木唯、MF松村優太(鹿島)。1トップはFW木村勇大(京都)となった。

前半5分、U-22日本代表は課題でもある開始早々の失点を喫する。西尾のパスを奪われると、即座にFWラージー・ラマザニにPA手前からシュートを打たれ、ゴールポストに当たりながらゴールネットを揺らされた。

追いかける展開となった日本だが、前半10分を過ぎてもシュートを打てない。すると同20分に2失点目を許す。鈴木唯のパスを奪われ、FWヨルベ・フェルテッセンにPA内に進入されると、そのままシュートを決められた。

前半22分に松村が日本のファーストシュートを打つが、ブロックされる、同24分には松村、藤田の連係から中村が右サイドを突破。クロスはファーサイドに流れるが、加藤が左サイドから折り返す。しかし、味方にはわずかに合わなかった。

日本は前半32分、攻撃にアイデアを見せていた中村を下げ、DF内野貴史(デュッセルドルフ)を投入する。しかし前半は得点ならず、0-2で後半に折り返した。

ハーフタイムで日本は一挙4人を交代。松村、川崎、平岡、木村勇に代わり、ドイツ戦1ゴール1アシストの佐藤、MF山本理仁(G大阪)、DF木村誠二(FC東京)、FW細谷真大(柏)が出場する。3-4-2-1の布陣に変更し、3バックは左から木村誠、西尾、鈴木海。ボランチ2人は山本と藤田で、左WBは加藤、右WBは内野。2シャドーは佐藤と鈴木唯。1トップが細谷になった。

日本は後半9分、交代選手が結果を残す。加藤が右CKを蹴ると、ニアサイドで木村誠が頭で逸らす。ファーサイドに流れたところを佐藤が右足ボレーで叩き込み、1-2と点差を縮めた。佐藤は2試合連続でゴールを挙げている。

攻勢を強める日本は後半19分に同点に追いつく。中盤で山本がボールをカットし、藤田が前線にパスを送る。反応した鈴木唯がPA右に入ると、迷わずに右足を一閃。ゴール左隅に突き刺し、2-2と試合を振り出しに戻した。

後半35分、日本は加藤を下げてFW西川潤(鳥栖)を入れる。西川は2シャドーの一角に、加藤がいた左WBには佐藤が入った。同38分、佐藤が左サイドからカットインで入り込み、PA手前から右足シュート。しかし惜しくもゴール枠内を捉えなかった。

追い上げを見せた日本だが、後半41分にパスカットされるとそのままカウンターから痛恨の失点。直後に鈴木唯が下がってMF山田楓喜(京都)が入る。同43分には藤田、西川とつなぎ、PA内から山田が左足シュート。だが、ゴール左外にわずかに外れた。

試合はそのまま終了し、日本は2-3で惜敗。欧州遠征は1敗1分に終わった。

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