半田、中村…パリ五輪世代ら若手が定着へ奮闘 サッカー日本代表

サッカーの日本代表は26日、千葉市内で28日のコロンビア戦(大阪・ヨドコウ桜スタジアム)に向けて一部を非公開として調整した。2001年以降に生まれたパリ五輪世代を含む若手が、代表定着を目指しアピールを続けている。初招集で最年少、21歳の半田(G大阪)は「(24日のウルグアイ戦で)ベンチに入り、あの雰囲気の中でプレーしたいと思った」と力を込める。

現在、20代前半の選手たちは、26年のワールドカップ(W杯)で主力を担ってほしい存在だ。10代でも世界の強豪クラブで主力を張る選手は珍しくなく、日本も21歳の久保(レアル・ソシエダード)がパリ五輪世代ながら昨年のカタールW杯に出場している。

パリ五輪世代のU-22(22歳以下)日本代表は現在、欧州遠征中。A代表に招集されたのは期待の表れだ。初招集で21歳のバングーナガンデ(FC東京)は「選ばれるだけではなくて活躍したい」と意気込む。

パリ五輪世代ではないものの、00年生まれの22歳、中村(LASK)はウルグアイ戦に途中出場し「試合に出て代表に生き残りたいという思いが強くなった」と発奮。00年生まれでウルグアイ戦に先発した22歳の菅原(AZアルクマール)も「代表にいれば自分自身の評価が上がる」と定着に照準を定める。

W杯で好結果を残すためには、カタールW杯での三笘(ブライトン)や堂安(フライブルク)のように、直近五輪世代を中心とした若手の突き上げは欠かせない。「いろいろな先輩から、いろいろなことを吸収したい」と半田。勢力図を塗り替えていく有望株の戦いも始まっている。(奥山次郎)

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