G大阪MF石毛秀樹、苦しむチーム救った5年ぶりJ1ゴール「何かを変えたかった」

明治安田生命J1リーグ 第5節 G大阪2―2札幌(18日・パナスタ)

G大阪MF石毛秀樹(28)が、清水時代の2018年以来となるJ1でのゴールで、苦しむチームの悪い流れを断ち切った。前半5分にセットプレーから、同32分にはバックパスのミスから失点を重ね、0―2で後半へ。迎えた後半12分にMFダワンとともに途中出場すると、直後の同14分にMFラビのスルーパスに抜け出したDF半田のラストパスを左足で流し込み、追撃のゴールを奪った。

さらに同16分には左サイドで起点となり、DF黒川の突破をサポート。黒川のクロスをMF杉山が折り返し、MFアラーノが決めて同点に追いついた。「前半を見ていて、今日はうまくいっていなかった。何かを変えたかった」と語ったように、左インテリオール(インサイドハーフ)に入ると、中盤の三角形を崩してでも積極的にボールに関わった。石毛の動きに呼応したチームメートも流動的に動くとボールが回り始め、後半は前半とは打って変わった展開となった。

昨季G大阪に加入したが、無得点に終わった石毛。今季は負傷で出遅れたが、ルヴァン杯・京都戦(8日)でG大阪での初ゴールをマークした。しかしリーグ戦では広島戦(12日)でベンチ外に。MF宇佐美の負傷離脱もあって巡ってきたチャンスに「悔しかった。点を取り続けて、誰が見てもメンバーに入れなきゃいけない、試合に使わなきゃいけない、という状況にしなければいけないと思った。今日は点を取れて、アピールになったと思う」と話した。反骨心とともに結果を残した石毛に、ポヤトス監督も「サッカーへのアイデア、理解度がすごくある選手。エリア内にもしっかりと入ってこられることがすばらしい」と賛辞を送っていた。

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