【J1展望】2ndステージ・16節|G大阪 – 広島|傷心のG大阪は、広島の“胴上げ”阻止なるか? SOCCER DIGEST Web 11月6日(金)19時0分配信

G大阪――3ボランチを採用し、広島の攻撃を封じるか。

J1リーグ2ndステージ・16節
ガンバ大阪 - サンフレッチェ広島
11月7日(土)/14:00/万博記念競技場

ガンバ大阪
2ndステージ成績(15節終了時):4位 勝点28 8勝4分3敗 28得点・22失点
年間成績(32試合終了時):3位 勝点60 17勝9分6敗 52得点・35失点

【最新チーム事情】
●ナビスコカップ決勝では鹿島に0-3と完敗。
●長谷川監督は広島のドウグラス、柴崎の2シャドーを警戒。
●3バックの広島に対して、3ボランチの布陣を採用か。
●11月5日に代表メンバーが発表され、FW宇佐美、DF藤春、GK東口の3人が選出。

【担当記者の視点】
ナビスコカップ決勝で鹿島に0-3と惨敗した精神的ダメージは大きいものの、長谷川監督は手綱をすぐさま引き締めてチームの士気を高めた。結果次第では 広島のステージ優勝が決まるだけに、選手たちは“胴上げ阻止”に燃えている。チームとしても年間3位につけており、CS出場に向けてモチベーションは高 い。

3バックの広島に対して、今回も3ボランチシステムを採用する見込み。宇佐美とパトリックの2トップを最前線に据え、遠藤をトップ下に置く形となりそう だ。もっとも、3ボランチを採用した第2ステージ13節の川崎戦では5失点を喫しており、守備が上手くハマらなければ大量失点もあり得る。川崎戦の教訓を 活かして、広島の攻撃を封じたい。

得点ランク2位(19ゴール)に立つ宇佐美は、3点差でトップの大久保に迫っており、ライバルが出場停止の今節で差を詰めたい。公式戦8戦不発とスランプ気味ながら、1週間の休養を経てコンディションも徐々に戻って来た。エースの一撃でチームを勢いづけたい。

広島――平常心で鬼門の万博攻略を狙う。

J1リーグ2ndステージ・16節
ガンバ大阪 - サンフレッチェ広島
11月7日(土)/14:00/万博記念競技場

サンフレッチェ広島
2ndステージ成績(15節終了時):1位 勝点34 11勝1分3敗 37得点・14失点
年間成績(32試合終了時):1位 勝点68 21勝5分6敗 66得点・30失点

【最新チーム事情】
●柏が練習に復帰も今節の出場は微妙か。
●2000年以来、万博での勝利なし。
●前節の甲府戦に続き、練習からシュートへの意識が高まる。
●ステージ優勝を目前にしても、チームは落ち着きを保つ。

【担当記者の視点】
勝利すればステージ優勝の可能性があるが、優勝を目前にしたチーム特有の高揚感や緊迫感はまだない。森保監督も「本当に普段どおりのトレーニングができ ている。シーズンを通して選手たちは落ち着いて続けてくれていますね。緊張感と適度なリラックス、高いモチベーションに満ちた練習を見ているのは楽しい」 と語るほど、準備段階での手応えを感じている。

2000年以来、勝利していない万博での戦いについても「森保監督が就任して以降、僕たちはネガティブなデータを覆してきた。そういう状況を乗り越えて こそ、優勝は成し遂げられる」と森崎和は話す。G大阪との対戦は2012年5節で4-1と勝利して以降、4試合連続して勝ち星はないが、「やりづらさはな い」(佐藤)。いつも通りの落ち着いた雰囲気で決戦に臨む。

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