イケメンドリブラーが森保Jの激戦区左サイド参戦 中村敬斗が初招集 三笘&久保らと競争へ

第2次森保ジャパンの初陣となる親善試合ウルグアイ戦(24日、国立)と同コロンビア戦(28日、ヨドコウ)に臨むメンバー26人が発表され、MF中村敬斗(22=LASK)ら4選手が初選出された。中村は苦難の時を越えて今季オーストリアリーグで大ブレーク。三笘薫ら激戦の左サイドで新風を吹かせる。

三笘に久保、今回は選外になったが南野拓実(モナコ)や相馬勇紀(カザピア)ら最激戦区の左サイドに新顔が加わった。今季公式戦24試合で14得点。今冬Sランス(フランス)から熱烈オファーが届いた中村が、ついに森保監督をも振り向かせた。

「年代別代表とは違うA代表の重みを半端なく感じてとても緊張しています」。自身の公式サイトで喜びのコメント。そして「リーグ戦に勝つことだけを考えて練習に集中します」と19日のハルトベルク戦を勝利で飾り、代表合流することを誓った。

歩んできた道は平たんではなかった。G大阪から期限付き移籍したトウェンテ(オランダ)やシントトロイデン(ベルギー)でなかなか結果を出せず、21年2月にはLASKのセカンドチームに当たるオーストリア2部ジュニアーズにまでカテゴリーを落とした。G大阪から復帰要請もあった中で「オーストリア2部でダメならサッカー選手としてそこまで。終わりだな」と覚悟を決めて移籍したジュニアーズで14試合5得点。LASK行きの切符をつかみ取った。

シュート精度と突破力だけではなく、守備強度や運動量も格段に向上。森保監督は「欧州でも存在感を放っている。代表の舞台で戦える力を付けている。得点につながるプレーに期待している」と口にした。崖っ縁からはい上がってきたイケメンドリブラーが“一発回答”で応える。

≪パリ世代からバングーナガンデと半田≫初選出4人中、3人がDFだった。角田は筑波大の2学年先輩にあたる三笘との左サイドでの競演に向け「縦へ速い選手をうまく生かすのが自分の特長。一緒にやれるのが楽しみ」と待ちわびた。いずれも21歳のバングーナガンデと半田はパリ五輪世代からの飛び級招集。ともにスピードを生かした攻撃力が武器の左右のサイドバックで、長友、酒井の後継者として期待が大きい。森保監督も「五輪代表ではなく、A代表を目指してほしい」と話した。

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