世代交代は?新戦力の発掘は? 第2次森保ジャパン、監督の言葉とともに注目点を追う【サッカー】

日本サッカー協会は15日、東京・国立競技場で記者会見を開き、国際親善試合のウルグアイ戦(24日・国立)、コロンビア戦(28日・ヨドコウ桜スタジアム)に臨む日本代表メンバー26人を発表する。W杯カタール大会で16強入りした森保一監督(54)の第2次体制初陣。米国・カナダ・メキシコの3カ国共催となる2026年W杯に向けて、世代交代は? 新戦力の発掘は? 森保監督の言葉とともに注目点を追った。

森保監督はW杯組中心の編成となる可能性を指摘した上で、「凝り固まった招集をしないようにしたい。競争の中で、幅広く選手を見ていきたい」と発言。さらに「初招集の選手も入る」「プラス枠で経験の浅い選手を加える使い方もできる」と新戦力の登用を予告した。競争と実力主義による世代交代は必然。W杯の余韻を振り払うような積極的な選考に期待が広がる。

【GK】

川島永嗣(ストラスブール)は”代表引退”を表明し、W杯で活躍した権田修一(清水)はJ2リーグで招集外のため、シュミット・ダニエル(シントトロイデン)が中心軸となる。東京五輪世代の谷晃生(G大阪)、大迫敬介(広島)とともに、ポルトガル1部で今季20試合に出場している中村航輔(ポルティモネンセ)が復帰するかどうかがポイントとなる。

【DF】

吉田麻也(シャルケ)は”続投”に意欲的で、板倉滉(ボルシアMG)、冨安健洋(アーセナル)は鉄板だろう。酒井宏樹(浦和)が好パフォーマンスを見せている一方、長友佑都(FC東京)は所属クラブで定位置を確保できていない。オランダ1部で22試合出場、3得点6アシストの菅原由勢(AZ)、ベルギー1部で28試合出場3アシストの橋岡大樹(シントトロイデン)の台頭は見逃せないところだ。

【MF】

遠藤航(シュツットガルト)、鎌田大地(フランクフルト)、三笘薫(ブライトン)、久保建英(Rソシエダード)らW杯組に食い込む可能性を秘めているのは、オーストリア1部で今季公式戦14得点7アシストと大ブレーク中の中村敬斗(LASKリンツ)が筆頭候補。橘田健人(川崎)、伊藤敦樹(浦和)、伊藤涼太郎(新潟)、満田誠(広島)ら伸び盛りの国内組もチャンスを狙う。

【FW】

所属クラブで得点を量産中の上田綺世(セルクル・ブリュージュ)、古橋亨梧(セルティック)の2人が定位置を争う可能性が高い。町野修斗(湘南)、小川航基(横浜FC)、細谷真大(柏)ら国内組のストライカーのアピールは届くか。

https://www.chunichi.co.jp/chuspo

Share Button