MF食野壮磨が鮮烈勝ち越し弾!関西選抜が東海選抜を下して頂点に
第37回デンソーカップチャレンジサッカーの順位決定戦が3月4日に行われ、決勝で関西選抜と東海選抜が対戦。関西選抜が3-1で勝利を収め、優勝を果たした。
関西選抜はスピーディな攻撃を展開。ガンバ大阪内定のボランチMF8美藤倫(関西学院大学)を中心に素早いパスワークでゲームを組み立てていく。
すると20分、MF6長尾優斗(関西学院大学)からのスルーパスに合わせて右サイドを抜け出したDF14濃野公人(関西学院大学)がゴールに流し込んで先制に成功する。
しかし30分には東海選抜の反撃を受ける。MF8井堀二昭が蹴った左CKからDF5多田風太に高打点のヘディング弾を決められた。
それでも関西選抜に焦りはなかった。後半に入ってもペースを握り、1対1の局面を確実に制して東海選抜に圧力をかけていく。
勝ち越し点が生まれたのは50分。MF10食野壮磨(京都産業大学)が鮮やかなミドルシュートをゴール右隅に突き刺してみせた。
それからMF14山村琉偉(名古屋学院大学)やMF20武藤寛(中京大学)らのスピードを活かして攻めてくる東海選抜のアタックを、DF4高木践(阪南大学)やDF5髙橋直也(関西大学)など守備陣がシャットアウト。
そして72分、MF20福井和樹(京都産業大学)が入れた右CKから最後は高木がゴールネットを揺らして突き放し、そのまま3-1で勝利。見事に熾烈な戦いを制して頂点に輝いた。 (文・写真=多田哲平)