4日にJ3開幕、FC大阪、奈良クラブの新戦力に注目

サッカーのJ3が4日、開幕する。今季は日本フットボールリーグ(JFL)から昨季優勝の奈良クラブと、同2位のFC大阪の関西に拠点を置く2チームが参入。20チームがホーム&アウェー方式のリーグ戦を戦い、年間順位の上位2チームがJ2に昇格する(J2クラブライセンス保持の場合)。一方、JFLとの入れ替え制度も新たにスタート。最大で2チームがJFLに〝降格〟することになる。一段と激しさを増したJ3の舞台で新規参入の2チームがどこまで戦えるか、注目される。

【写真】キックオフパーティーで熱弁する奈良クラブのフリアン監督

FC大阪は4日に敵地の白波スタジアム(鹿児島市)で昨季3位の鹿児島ユナイテッドFCと対戦。開幕前日の3日は移動前に東大阪市で1時間強のトレーニングを実施した。

参入するJ3のリーグ全体を「インテンシティー(強度)の高いリーグだと思う。そこで負けないようにしたい」と分析した新任の志垣良監督は「思い切りやろうというところと、楽しんでやろうというのを選手に伝えたい。楽しんでいる姿が見ている人を魅力するので。始動からここまで、みんなしっかりやってくれ、意識高く積み重ねてきた。J3にもしっかり対応できる。受け身にならずにアグレッシブに戦いたい」と決意を語った。

一方、奈良クラブは5日にホームのロートフィールド奈良(奈良市)に昨季4位の松本山雅FCを迎える。JFL時代を通じて3季目の指揮を執るスペイン人のフリアン・マリン・バサロ監督は2月26日に行われたキックオフパーティーで「選手の登録数はJリーグの中でも少ないが、それが力に変わると信じてほしい。25人がいいフィジカルで開幕に臨める」と力を込めた。

新たなステージでスタートを切る両チーム。新加入選手にも期待がかかる。FC大阪にはU-17(17歳以下)ブラジル代表経験のあるFWジョアン・ヴィクトールが加入。奈良クラブには静岡学園高からJ1ガンバ大阪入りしたドリブラー、MF高橋隆大が期限付き移籍で加わった。ともに18歳。J3に旋風を巻き起こせるか。

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