G大阪FW宇佐美は14年3冠をイメージ「大差で勝って波に乗った」3・4神戸戦
G大阪FW宇佐美貴史(30)が9年前の再現をイメージした。3月4日の敵地・神戸戦へ向けて、吹田市内の練習場で公開練習を実施。ミニゲームでも技術の高さを見せつけるなど、公式戦16試合13得点5アシストの“神戸キラー”は好調キープをアピールした。
相手は開幕2連勝発進。「特別なことをしているわけじゃない。個の力と経験値、アドリブ力で勝利に導ける選手がそろっている。間違いなく良い選手がそろうチーム」と警戒心を示す。対して自チームは2戦連続スタート。「勝てていないけど、負けてもいない。焦りも悲観もない」とパスをつなぐスタイルへの変革に手応えを感じているが「14年に3冠したときは大差で勝って波に乗った(5―1)。関西ダービーでサポーターも選手も熱くなる。そんな試合で勝つのは大きい」と勝利への飢えを見せた。
実際、14年は神戸戦まで6勝3分け7敗だったが、神戸戦後はリーグ戦12勝2分け2敗。2度目のリーグ制覇を成し遂げる大きな分岐点になった。そして今回の対戦で勝敗のポイントになるのは中盤の攻防。「(山口)蛍くんがいて、(斉藤)未月がいれば、神戸のボールを奪う力は必然的に上がる。そこを外せば確実に主導権を握れるし、外せる力は付いてきている。上手くいなしながら戦えるかが重要」と口にした。
勝てばアウェー通算200勝。神戸キラーの1発で今季初勝利に導き、チームを加速させる。