「準備はできています」J1福岡の井手口陽介、先発出場に意欲 25日ホーム開幕戦「雰囲気楽しみ」

J1アビスパ福岡のMF井手口陽介(26)が21日、ホーム開幕戦となるC大阪戦(25日午後3時キックオフ、ベスト電器スタジアム)で香川真司(33)とのピッチ上での“再会”を心待ちにした。ともに日本代表でプレーし、今季からJリーグに復帰。開幕戦は途中出場だった井手口は「準備はできています」とスタメン出場に意欲を見せた。

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舞台は整った。井手口のシュート練習を見守り、取材に応じた長谷部監督は「彼の中で100%ではなかったとしても人より上のレベルで動けている。(前後半の90分間)持つんじゃないですか。問題ないと思います」と先発出場に向けて、体力的に支障がないことを示唆した。

開幕戦を落としたアビスパにとって、元日本代表の“復活”は朗報以外の何ものでもない。福岡市出身のボランチはセルティックスコットランド)で出場機会に恵まれずに期限付き移籍で加入。当初は「90分間の試合勘、体力」を課題に挙げていた。それが21日には「準備はいつでもできています」。C大阪戦のスタメンに向け、本人も手応えを感じていた。

C大阪には今季、香川が2010年以来の復帰。G大阪の下部組織で育ち、14年にトップ昇格した井手口と香川はJリーグで対戦経験はないが、日本代表でともにプレー。「サッカー選手としても人間としてもリスペクトできるところが多い選手。一人のファンとして、サッカーをしているところを見ることができるのはすごく楽しみ」と“再会”を望んだ。

18日のアウェー神戸戦では0-1の後半32分から出場。「セカンド(ボールを拾える場所)の位置にいけていたんですけど、パスミスが多かったのでそういうところを修正していけたらいいと思います」と反省。長谷部監督も「ボールフィーリングのところは少し戻ってきていないのかな」と口にした。

ただ、短時間で2本のシュートを放つなど持ち味の積極性は健在。「プロになってから福岡のスタジアムでプレーしたことがない。雰囲気がすごく楽しみ」。アビスパの井手口がいよいよ本領を発揮する。(向吉三郎)

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