「求めて来た」東口との守護神争い “武者修行”経て、谷晃生がG大阪の開幕ピッチに

2023明治安田生命J1リーグ第1節が18日に行われ、柏レイソルガンバ大阪が対戦。2-2の引き分けに終わった。

G大阪のゴールマウスには湘南ベルマーレへの3年間の期限付き移籍から復帰した谷晃生が守護神として立ったが、「J1は90試合くらい出させてもらっていますが、ガンバでは初めてで、お世話になっているクラブで出る感覚はありました。ただ、試合に出るからには、納得させないといけないと思いますし、結果であり、パフォーマンスであり、自分が出ている意味を見ている方、ファン・サポーターや選手、スタッフの人たち、全員に見せなければいけないと感じていました」と、ピッチに立った心境を振り返った。

2失点は柏DF片山瑛一の鮮やかなミドルとFW細谷真大のPKによるもので、GKにとっては厳しいものに。一方で相手セットプレーやクロスボールへの対応などは落ち着いたプレーを見せた。G大阪のダニエル・ポヤトス監督は、絶対的な守護神の東口順昭ではなく、谷を起用した理由について「相手を分析した中での判断。空中戦が多くなると思い、起用した。今後もすべて谷がプレーする意味合いはない」と明かしていたが、谷も「自分のストロングではあるので、そこは試合の中で出そうと思っていましたし、それができないと自分が出ている意味もないと思うので、そこはチャレンジしていこうと思っていました」とコメントしている。

G大阪の守護神争いは注目のポイントの一つでもあったが、東口をベンチに置いてのプレッシャーについて、「僕がそれを求めて来たので」と語り、「パフォーマンスで示していくしかないと思います。そういうプレッシャーを欲していたので、背負ってでも堂々とプレーできる自信をつけていきたいです」と、GKとしてさらに成長するための糧としていくと話した。

3年の期限付き移籍を経て、G大阪でのリーグ戦初出場となり、アウェイながらも多くのサポーターが谷の背中を後押しした。「Jリーグで唯一無二の魅力のあるサポーターの方々だと思います。アップに入ったときからすごい迫力を感じましたし、心強い味方が後ろに付いてる感覚はありました」と力になったとコメント。ホームとなる次戦はさらに大きくなるサポーターの声を力に変えていく。

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