Jリーグが『オフサイドラインの3D化』&『VARdict』の新システムを導入へ

Jリーグは9日、2023シーズンのビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)について、「オフサイドラインの3D化」と「VARdict(バーディクト)」を新たに導入すると発表した。

【動画】「世界一の美女」「可愛すぎ」FIFA国際映像に映った日本サポーターが話題に

Jリーグによると、バーディクトとは、専用のタブレットを通じて、ビデオマッチオフィシャルがチェックしている事象をスタジアム内の大型映像装置やインターネット中継・TV放送に自動連係できるシステム。主要国際大会・海外リーグなどで既に導入されているものと同じ仕組みになると説明している。

またオフサイドラインの3D化については1日にも公表されており、選手のポジションや体勢を立体的に捉えられる3Dラインは、より正確な判定が可能となる一方で、判定までの時間が長くなることが想定されると理解を求めた。

■オフサイドラインの3D化

手順1:ポイント・オブ・コンタクトの確定

手順2:2Dラインで確認

手順3:3Dラインへ切り替え

手順4:3Dラインを引く(守備側競技者)

手順5:3Dラインを引く(攻撃側競技者)

手順6:Confirm(確認)する

▽オフサイドライン投影カメラの増加

・3Dラインの導入にあたってオフサイドラインを投影できるカメラの数が2台から5台に増加

■バーディクトについて

J1クラブのすべてのスタジアムでVARdictの情報を大型映像装置に表示。ただし、専用のタブレットと自動連係するためには専用回線が必要となるため、23シーズンのJリーグは、「自動連係」と「アナログ運用」の2通りの運用で対応する。スタジアム毎の運用方法および、表示される内容の違いについては異なり、中継映像はすべて自動連係の運用となる。

▽自動連係 ・タブレット操作により、文字情報が自動で変わる

・「判定変更」「理由」などの情報が表示される

・133パターンの表示が可能

▽アナログ運用

・タブレット操作担当と大型映像装置担当がトランシーバーでコミュニケーションしながら運用

・「判定変更」「理由」などの情報が表示されない

・14パターンの表示が可能

▽各スタジアム大型映像装置の運用方法

※2023/2/9時点(今後変更される可能性あり)

北海道コンサドーレ札幌(札幌ド)/自動連係

鹿島アントラーズ(カシマ)/自動連係

浦和レッズ(埼玉スタ、浦和駒場)/アナログ運用

柏レイソル(三協F柏)/アナログ運用

FC東京(味スタ)/自動連係

川崎フロンターレ(等々力)/自動連係

横浜F・マリノス(日産ス)/自動連係

横浜FC(ニッパツ)/確認中

湘南ベルマーレ(レモンS)/自動連係

アルビレックス新潟(デンカS)/自動連係

名古屋グランパス(豊スタ)/自動連係

京都サンガF.C.(サンガS)/アナログ運用

ガンバ大阪(パナスタ)/アナログ運用

セレッソ大阪(ヨドコウ)/自動連係

ヴィッセル神戸(ノエスタ)/自動連係

サンフレッチェ広島(Eスタ)/アナログ運用

アビスパ福岡(ベアスタ)/自動連係

サガン鳥栖(駅スタ)/自動連係

国立競技場/自動連係

https://web.gekisaka.jp/

Share Button