G大阪が育てた最高傑作5人(2)史上最高? 飛び級、国内三冠、恐るべき才能を持つ天才
J1リーグ2回、天皇杯4回、AFCチャンピオンズリーグ1回の優勝を誇るガンバ大阪。そんな同クラブが歴史を築き上げていく中で、下部組織出身選手たちの輝きは欠かせなかった。今回は、厳選したアカデミー出身の最高傑作を紹介する。(ホームグロウン選手が選出対象。在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考)
FW:宇佐美貴史(うさみ・たかし)
生年月日:1992年5月6日
在籍期間:2009年1月~2016年7月、2019年7月~
通算成績:305試合112得点57アシスト
「ガンバ大阪の最高傑作」と言えば、宇佐美貴史の名前は欠かせないだろう。2005年にジュニアユースの一員になると、中学3年次でユースに飛び級昇格。そして2009年に、高校2年生ながらトップチームにまたも飛び級で昇格を果たした。1年目はなかなか出場機会がなかったが、2年目でJ1リーグ26試合出場、7得点3アシストを記録。翌2011年には19歳の若さで海外へと活躍の場を移した。
欧州では輝きを放てなかった宇佐美だが、2013年夏にJ2に沈んでいた古巣・G大阪に加入すると完全復活。18試合で19ゴールを奪い、クラブをJ1昇格&J2優勝に導いた。そして翌2014シーズンは、J1リーグで2桁得点&アシストを記録しベストイレブンに輝いただけでなく、天皇杯で6ゴールをマークして得点王を獲得。圧倒的な輝きを放ち、国内三冠の立役者になった。
2015シーズンもJ1で19得点を奪うなど活躍した宇佐美は、2016年に欧州再挑戦を決断した。しかし、それもノーインパクトに終わってしまい、2019年にG大阪へ2度目の復帰。現在に至るまでプレーを続けている。昨季は大怪我の影響で1年をほぼ棒に振る形となってしまったが、31歳になる2023シーズンはどうなるか。



