G大阪が育てた最高傑作5人(5)史上初の昇格となったのは? 絶大なインパクトを残したキャプテン

J1リーグ2回、天皇杯4回、AFCチャンピオンズリーグ1回の優勝を誇るガンバ大阪。そんな同クラブが歴史を築き上げていく中で、下部組織出身選手たちの輝きは欠かせなかった。今回は、厳選したアカデミー出身の最高傑作を紹介する。(ホームグロウン選手が選出対象。在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考)

DF:宮本恒靖(みやもと・つねやす)

生年月日:1977年2月7日

在籍期間:1995年7月~2007年1月

通算成績:341試合9得点1アシスト

高校生でガンバ大阪下部組織の一員となった宮本恒靖は、ユースで3年間に渡りキャプテンを務めた。そして1995年に、クラブ史上初となるユースからトップチームへの昇格を掴み取る。センターバックとしてのイメージが強いが、プロ入り当初はボランチで起用されることもあった。

2年目で主力に定着した宮本は、2007年にザルツブルクへ去るまで公式戦341試合に出場。手にしたタイトルは2005年のJ1リーグのみで、意外にもベストイレブンなどの個人タイトルを取ったことが一度もないのだが、危機察知能力と判断の良さを武器にピンチの芽をことごとく摘み取り、強烈なキャプテンシーでチームをまとめ上げるなど、G大阪で残したインパクトは確かなものがあった。

2011年にヴィッセル神戸でスパイクを脱いだ宮本はその後、指導者としてプロへの扉を開いたG大阪に復帰している。2015年にアカデミーコーチを務めると、2016年にユース、2017年にU-23チームを指揮した。2018シーズン途中からはトップチームの監督を任されており、2020シーズンはJ1リーグ2位、天皇杯準優勝という好成績を収めている。

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