J2徳島のFW佐藤晃大が現役引退 フロントスタッフに
J2徳島ヴォルティスは5日、契約満了に伴い昨季限りで退団したFW佐藤晃大(36)の現役引退を発表した。今後は徳島のフロントスタッフ(営業推進部)として新たなスタートを切る。
2009年に東海大から徳島に入団した佐藤は3年間プレーした後、12年にJ1のG大阪に移籍し、このシーズンはリーグ戦26試合に出て11得点と活躍した。15年に徳島に復帰し、昨季まで通算11シーズンを過ごした。リーグ戦の通算出場試合数はJ1で54試合(13得点)、J2では205試合(28得点)だった。
懸命にプレスに走り、184センチの体格を生かしたポストプレーで前線の起点となった。けがに泣いたシーズンもあったが、日ごろからサッカーに真摯(しんし)に取り組むことでチームに好影響を与え、ピッチに立つと泥くさくボールを追ってファン・サポーターを魅了した。
佐藤は現役引退に当たり、「徳島でプロサッカー選手になることができ、徳島で引退できて、徳島で仕事に就ける僕は本当に幸せです」とコメントした。



