新旧日本代表「7」対決!鹿島・柴崎、G大阪・遠藤に挑戦状 サンケイスポーツ 10月31日(土)7時0分配信

ナビスコ杯決勝(埼玉スタジアム)は31日、3年ぶり6度目の優勝を目指す鹿島と、2連覇を狙うG大阪が対戦する。2012年に大会最優秀選手(MVP) に輝いた鹿島の日本代表MF柴崎岳(23)は、公式会見で席を並べたG大阪MF遠藤保仁(35)に挑戦状を叩きつけた。また、G大阪の日本代表FW宇佐美 貴史(23)は2年連続3冠達成にむけた“1冠”獲得を念頭に置いた。

決戦を翌日に控え、鹿島MF柴崎の闘志はメラメラと燃えていた。埼玉スタジアムで行われた公式会見。若き司令塔が負けん気をむき出しにした。

「G大阪は中盤の構成力が非常に優れている。同じポジションの僕としては、そこの勝負で負けたくない」

具体名こそ出さないが、G大阪MF遠藤を標的にしていることは明らか。会見で席を並べた先輩に“挑戦状”を叩きつけた。両者は同じボランチでゲームメークが得意。日本代表の新旧「背番号7」でもあり、対決に注目が集まる。

柴崎はプロ2年目の2012年大会決勝の清水戦で2ゴールを挙げてチームを優勝に導き、MVPに輝いた。「縁のある大会。最高のパフォーマンスを出せるし、いい試合を約束できる」と“追い風”を強調した。

ただ、鼻息の荒い後輩とは裏腹に次にマイクを握った遠藤は「見どころ? 相手GKの手の届かないところにシュートを打つことかなあ。あ、もちろん枠内で すけど」とひょうひょうとした受け答え。柴崎の“口撃”をひらりとかわす老獪(ろうかい)さは、百戦錬磨の35歳ならではだ。

ともに年間3冠を経験した名門同士の頂上対決。意外にも主要タイトルの決勝戦での激突は初めてだ。「ここ数年は世代交代でタイトルをなかなか取れなかった。選手には自信になる」と柴崎。G大阪の2連覇の野望を阻み、常勝軍団への返り咲きを目指す。

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