G大阪、長崎DF江川湧清を完全移籍で獲得 長崎に941文字の長文惜別コメントも

G大阪は28日、J2長崎のDF江川湧清(ゆうせい=22)を完全移籍で獲得したと発表した。長崎の下部組織から19年にトップ昇格した江川は、175センチとセンターバックとしては小柄だが、左利きで運動能力に優れたDFとして、計4シーズンでJ2・79試合出場3得点。G大阪を通じ「この度、ガンバ大阪に加入することになりました、江川湧清です。ガンバ大阪の皆さんと一緒に戦えることをうれしく思います。チームが掲げる目標を達成するために全身全霊をかけて戦います。これからよろしくお願いします」とコメントした。

また下部組織から育った長崎を通じ、長文のコメントも発表。サポーターや関係者への感謝の思いをつづった。

「この度、ガンバ大阪に移籍することになりました。U―18での3年、プロになってからの4年間、V・ファーレン長崎に関わるすべての皆さまに本当にお世話になりました。いつも温かいご声援ありがとうございました。僕がU―18から昇格したのが、クラブ史上2人目で、まだ歴史が浅いなか、地元長崎でプロキャリアがスタートしました。1年目はシーズン始まる前に大けがをしてしまい、たくさんの辛い思いをしましたが、その怪我があったからこそ大きく成長でき、今の自分があると思っています。2年目からは少しずつ試合に出るチャンスをもらい、Jリーグデビューした時の緊張感は今でも覚えています。その中で自分の実力を知り、プロサッカー選手として活躍することの楽しさと同時に厳しさを学びました。3年目はシーズン途中から主力として試合に出させていただくようになり、自信がついたシーズンでした。4年目のシーズンは副キャプテンも任されました。今年は開幕からスタメンで試合に出させていただき、今シーズンこそチームの目標である『J1昇格』を胸に戦ってきました。しかし今シーズンも目標を達成することができず、悔しい気持ちとファン、サポーターの皆さん、V・ファーレン長崎にご支援いただいた方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。そのような状況で移籍するというこの決断は、自分にとって簡単なものではありませんでした。V・ファーレン長崎での7年間は自分を大きく成長させてくれましたし、このクラブで『J1に行きたい』という気持ちは本当にありました。しかし、今回のワールドカップを観て、『自分もあの舞台に立ちたい」『もっと成長したい」という想いが強くなり、そのためには、まず日本のトップであるJ1で活躍して、結果を残さないとダメだと思いました。だからこそ今、J1でプレーできるチャンスをもらった以上自分は挑戦するという決断をしました。この決断を尊重してくださったクラブには本当に感謝しています。自分にとって大きな決断で苦しい時間も多くなるとは思いますが、絶対結果を出して恩返ししたいと思います。そして、色々な人に夢や希望を与え、応援したいと思われる選手になれるよう頑張ります。また皆さんに会える日を楽しみにしています。本当にありがとうございました」

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