【J3相模原】元日本代表の藤本淳吾が引退「多くの方々の支えがあったからこそ走り続けられた」
J3のSC相模原は27日、元日本代表のMF藤本淳吾(38)が今季限りで現役を引退すると発表した。
藤本は、所属事務所である株式会社ジャパン・スポーツ・プロモーションの公式インスタグラムを通じコメントを発表した。
「私、藤本淳吾はこの度引退する事を決意いたしました。思い返せば、物心がついた時にはもうサッカーをしており、プロになってからは17年が経ちました。
名古屋グランパスに在籍していた時に応援してくれていた小学生のサポーターが、成長して免許を取り、今年はお母さんを乗せてSC相模原の試合へ応援に来てくれました。その出来事はとても嬉しく、また、17年の長さと短さを実感しました。プロ2年目の時に生まれた長男はもう高校生になります。あと3年待てば、もしかしたら一緒に試合ができるのではという期待もありました。ですが、『あと3年足りなかった』ではなく、『17年ものあいだ、プロサッカー選手として多くの子供達に影響を与えられたのではないか』と考えるようにしたいと思います。
良い時もあり、同じように挫折や苦悩の時もありましたが、本当に多くの方々の支えがあったからこそ、ここまで走り続けることが出来ました。
多くの声援を送って頂き、本当にありがとうございました。藤本淳吾」
桐光学園(神奈川)~筑波大から清水エスパルス入りし、06年にJリーグの新人王に輝いた。
名古屋グランパスに移籍し、その後、下部組織で育ててもらった横浜F・マリノス、ガンバ大阪-京都サンガでもプレー。相模原でも奮闘した。
清水で10年、名古屋で11年にJリーグのベストイレブンに選出された。J1通算は328試合54得点。
日本代表でも国際Aマッチ通算13試合1得点。11年アジア杯のメンバーとして、日本の優勝にも貢献した。
左足からの正確なキックが武器で、その魅力的なプレーぶり、フランクな人柄も含め「ジュンゴ」と、多くの人から慕われた。



