38歳MF藤本淳吾、現役引退を発表…17年間のプロ生活に幕「良い時もあり、挫折や苦悩もありました」

J3相模原で今季プレーした元日本代表MF藤本淳吾が27日、今季限りで現役を引退することを発表した。

38歳の藤本は桐光学園高から筑波大に進み、05年に清水の特別指定選手としてナビスコ杯(現ルヴァン杯)でデビュー。06年に清水へ正式加入し、リーグ28戦8得点で新人王に輝いた。10年にはベストイレブンに選出。11年から名古屋、横浜M、G大阪、京都、相模原でプレーし、Jリーグ通算417試合で67得点を決めた。

また、日本代表は07年にデビュー。国際Aマッチ13試合に出場、1得点をマークした。

藤本は所属事務所を通じてコメントを発表した。

「私、藤本淳吾はこの度引退する事を決意いたしました。思い返せば、物心がついた時にはもうサッカーをしており、プロになってからは17年が経ちました。名古屋グランパスに在籍していた時に応援してくれていた小学生のサポーターが、成長して免許を取り、今年はお母さんを乗せてSC相模原の試合へ応援に来てくれました。その出来事はとても嬉しく、また、17年の長さと短さを実感しました。プロ2年目の時に生まれた長男はもう高校生になります。あと3年待てば、もしかしたら一緒に試合ができるのではという期待もありました。ですが、『あと3年足りなかった』ではなく、『17年ものあいだ、プロサッカー選手として多くの子供達に影響を与えられたのではないか』と考えるようにしたいと思います。良い時もあり、同じように挫折や苦悩の時もありましたが、本当に多くの方々の支えがあったからこそ、ここまで走り続けることが出来ました。多くの声援を送って頂き、本当にありがとうございました」

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