【J1展望】1stステージ・11節|広島-G大阪|第1ステージ優勝へのサバイバル合戦 SOCCER DIGEST Web 5月9日(土)20時0分配信

広島=相手の強力2トップを封じられるか。G大阪――代表候補“五銃士”の働きに期待。

サンフレッチェ広島
リーグ成績(10節終了時):3位勝点22 7勝1分2敗 13得点・6失点

【最新チーム事情】
●浅野をはじめ、水本、塩谷と3人が日本代表候補入り。
●水本がフル出場を果たせば、フィールドプレーヤーによる連続フルタイム出場のJ1記録に並ぶ。
●野津田と清水がスタメン入りの可能性大。
●現在リーグ戦5連勝中。2008年13~19節以来となる6連勝を目指す。

【担当記者の視点】
公式戦7連戦をここまで6連勝で切り抜けて、チームの士気は高い。とはいえ、過密日程の消耗が激しいこともあり、シャドーはドウグラスに代わり野津田、ミキッチに代わり清水がスタメンに名乗りを上げそうだ。

昨季の対戦では、G大阪が“広島対策”としてシステムを変えて戦っているため、まずは相手がどう出てくるのか見定めなければいけない。森保監督は「宇佐 美とパトリックは脅威だし、試合のキーポイントになる選手」と強力2トップを警戒しながらも、「ウチの守備陣には(彼らを)止める力はある」と2戦連続完 封勝利中の堅守に自信を覗かせる。

昨季のナビスコカップ決勝で、パトリックのフィジカルに屈したDF水本は、「やられっぱなしでは終わらない」とリベンジを宣言。勝って6連勝を果たせば、暫定とはいえ首位に立つ可能性がある一戦だけに、貪欲に勝点3を取りにいきたい。

ガンバ大阪
リーグ成績(10節終了時):4位勝点19 6勝1分2敗 15得点・8失点

【最新チーム事情】
●日本代表候補に5人が選出。丹羽が初の代表候補入り。
●昨季の広島戦は4戦負けなしと好相性(リーグ戦1勝1分、ナビスコカップ決勝勝利、天皇杯4回戦勝利)。
●右膝痛を抱えるCB岩下が強行出場する可能性も。その際は丹羽が右SBを務める見込み。
●昨季、“広島対策”で使った4-3-1-2を採用する可能性も。

【担当記者の視点】
戦線離脱していた岩下が6日のACL6節で途中出場しており、起用できる状態にまで回復したのは朗報。もっともまだ本調子とは言えず、CBは丹羽と金になりそうだ。岩下が強行出場する場合は、丹羽が右SBにスライドする形となる。

昨季の広島戦は公式戦4戦無敗と相性が良く、良いイメージで迎えられそうだ。広島対策として、3ボランチ気味に中盤を配した4-3-1-2を昨季は採用 しているだけに、今回も取り入れる可能性はある。また、ACLではグループステージ敗退の瀬戸際まで追い込まれたが、4節から3連勝で首位通過を決めるな ど勢いに乗っている。

一方、7日に発表された日本代表候補に5人(宇佐美、東口、藤春、今野、丹羽)が名を連ねた。とりわけ初選出の丹羽は、この一戦でも普段以上にアピール に燃えているだろう。広島の失点数はリーグで二番目に少なく堅守を誇るが、代表候補“五銃士”が本来のパフォーマンスを披露すれば、試合の主導権を握れる はずだ。

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