Ｊリーグのナビスコ杯は３１日午後１時５分から埼玉スタジアムで決勝が行われる。大会最多５回の優勝を誇り、３年ぶりの優勝を目指す鹿島と、２年連続３回 目の優勝を狙うガ大阪の顔合わせ。３０日は公式練習と記者会見があり、鹿島の柴崎は「良い準備ができ、最高のパフォーマンスが出せると思う」、ガ大阪の遠 藤は「全力を尽くしてカップを大阪に持って帰りたい」と抱負を述べた。

ガ大阪は今季のリーグ戦２試合を含め、昨年から鹿島に公式戦で４連勝中。しかし、ガ大阪の長谷川健太監督は「一発勝負でリーグ戦とは全く違う。鹿島はス キの無いチーム。一瞬でも気を許せば失点もあり得る」と警戒。鹿島の石井正忠監督は「ガンバ大阪は攻守にわたってバランスの取れた強いチーム。受けずに攻 撃的にいきたい」と語った。

リーグ戦第２ステージは鹿島が２位で、ガ大阪が４位。実力が伯仲するだけに、ガ大阪はエースの宇佐美、鹿島はナビスコ杯ニューヒーロー賞を受賞した赤崎 らを中心に先制点を奪って優位に立ちたい。決勝は、９０分間で決着がつかなかった場合は前後半１５分の延長戦、それでも決まらなければＰＫ戦を行う。【坂 本太郎、丹下友紀子】

◇決勝までの戦績

＜鹿島＞

ＱＦ（１）　△２－２　ＦＣ東京Ａ

（２）　○３－０　　〃　　Ｈ

ＳＦ（１）　○２－１　神　戸　Ａ

（２）　○４－１　　〃　　Ｈ

＜ガ大阪＞

ＱＦ（１）　△１－１　名古屋　Ｈ

（２）　△２－２　　〃　　Ａ

（ＰＫ１０－９）

ＳＦ（１）　●１－２　新　潟　Ａ

（２）　○２－０　　〃　　Ｈ

※ＱＦは準々決勝、ＳＦは準決勝。Ｈはホーム、Ａはアウェー。両チームともアジア・チャンピオンズリーグ出場のため、決勝トーナメントから参加