G大阪MF倉田秋が「第4回倉田秋カップ」開催 地元貢献、将来のビジョン、来季への思い
G大阪MF倉田秋(34)が18日、大阪府吹田市の吹田市立総合運動場で「株式会社 Lilac presents 第4回 倉田秋カップ」を開催した。生まれ育った北摂地域への貢献に「何かサッカーを使って地元を盛り上げられないか」という思いから発起人となり、4回目となった同大会。小学生を対象に計22チームが参加した。大会後は倉田や、ゲスト参加したG大阪GK一森純(31)も加わったファンサッカー(大人と子供たちが合同で行う紅白戦)が行われ、子供たちにはプロの技術を体感する機会になった。
倉田は「今後はもっと大きな大会にしたい。地元の子供たちの目標になるような大会にできれば」と将来のビジョンを語った。年に複数回の開催なども目指し、地元貢献、さらにスポンサーとなる企業ともWinWinの関係性を築いていくことも目標に挙げた。この大会ではチームを率いる監督も務めたが、現在のところは将来的な指導者への思いは強くないという。しかし自身が現役引退した後にも、同大会を子供たちが目指すべき場所として、育てていきたいという思いを明かした。
今季はG大阪のキャプテンを務めたが、シーズン途中に片野坂監督から松田監督に交代したことをきっかけに、終盤は出場機会を失った。チームは厳しい残留争いに巻き込まれたが、最終節で残留を決めた。ポヤトス新監督を迎える来季に向け「G大阪のサッカーを構築する1年にしたい。ここ最近はG大阪のサッカーって、と聞かれても、やっている自分たちも答えられなかった」と語った倉田。攻撃的な信条を持つスペイン人監督の下で、新たなスタイルを作り上げることを目標に掲げていた。



